大分大学前駅

大分大学前駅：大分大学の玄関口、そして地域の中心地

大分大学前駅は、九州旅客鉄道（JR九州）豊肥本線沿線に位置する駅です。大分県大分市大字旦野原にあり、その名の通り、大分大学旦野原キャンパスに非常に近接していることから、多くの学生や教職員によって利用されています。

駅の歴史と概要

地域住民や大学関係者からの長年の要望を受け、2002年3月23日に開業しました。開業にいたるまでには、「JR豊肥線大分大学前駅設置期成会」による尽力があったと伝えられています。駅舎はガラス張りの明るく開放的なデザインで、多目的トイレやスロープの設置など、バリアフリーにも配慮された構造となっています。ホームへは緩やかなスロープが設置されており、そのスペースは写真展などのイベントにも活用されているユニークな駅でもあります。

開業当初は有人駅でしたが、駅遠隔案内システム「ANSWER」の導入に伴い、2018年12月1日より無人駅となりました。これにより、駅業務の効率化が図られました。また、2012年12月1日からはICカード「SUGOCA」の利用が可能となり、利便性も向上しています。

利用状況と周辺環境

2020年度の1日平均乗車人員は953人です。これは、周辺地域の人口増加や、大学関係者による利用の増加などを反映していると考えられます。

駅周辺は、住宅地や団地が広がり、落ち着いた雰囲気の地域です。駅のすぐ近くには、大分大学旦野原キャンパスに加え、陸上自衛隊大分分屯地、大分県産業科学技術センターなどの施設があります。国道10号も駅近くに走っており、交通アクセスは良好です。その他、旦野原団地、高江ニュータウン、敷戸簡易郵便局なども近隣に位置しています。

駅の構造

大分大学前駅は地上駅で、単式ホーム1面1線を有しています。ホームは駅舎の左手側に位置し、駅舎とホームはスロープで接続されています。このスロープの長さを活かして、様々な展示会などが開催されているのは、この駅のユニークな特徴です。

隣の駅

まとめ

大分大学前駅は、大学へのアクセス拠点であると同時に、周辺地域住民にとって欠かせない交通手段となっています。バリアフリー設計やイベントスペースの活用など、利用者の利便性向上への工夫が見られる駅です。今後も、地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

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