大利根橋

大利根橋について

大利根橋は、千葉県我孫子市青山と茨城県取手市新町を結ぶ、国道6号（水戸街道）の利根川に架かる重要な橋梁です。国土交通省関東地方整備局常陸河川国道事務所が管理しており、地域の交通インフラを支える上で欠かせない存在となっています。

概要

現在の大利根橋は2代目であり、全長1209mを誇り、利根川に架かる道路橋としては最長の長さを有しています。この橋の建設は、石川島播磨重工業（現IHI）、佐世保重工業、横河橋梁製作所（現横河ブリッジホールディングス）という、日本の主要な重工業メーカーが共同で担当しました。

歴史

初代の大利根橋は、1928年9月から約2年の歳月をかけて建設され、1930年9月21日に完成しました。全長984m、幅7.5mの鋼トラス橋であり、当時としては画期的な構造物でした。しかし、高度経済成長期に入り交通量が急増したため、初代の橋は1974年に現在の橋に架け替えられました。この架け替えは、増大する交通需要に対応するための重要な措置でした。

その後も交通量は増加し続け、大利根橋周辺では慢性的な渋滞が発生するようになりました。この渋滞を緩和するため、1980年には上流部に新大利根橋が建設されました。初代の橋には、橋の中央部に取手競輪場、麒麟麦酒取手工場、日清食品藤代工場の広告看板が設置されており、当時の風景を偲ばせる特徴的なものでした。

隣接する橋

利根川における大利根橋の周辺には、以下の橋梁が存在します。

上流側：利根川橋梁(つくばエクスプレス)、新大利根橋
下流側：利根川橋梁(常磐線)、栄橋

これらの橋梁は、利根川を渡るための重要な交通路として、大利根橋とともに地域社会を支えています。

関連情報

大利根橋に関するさらに詳しい情報は、以下の外部リンクからアクセスできます。

戦前土木絵葉書ライブラリー - 土木学会附属土木図書館
大利根橋　国道第六号線利根川架梁縦断図 - 土木学会附属土木図書館
* 延長984米の大利根橋 (PDF) - 土木学会附属土木図書館

これらの資料は、大利根橋の歴史や構造についてより深く理解するための貴重な情報源となるでしょう。

大利根橋は、その歴史と役割を通じて、地域社会の発展に大きく貢献してきた橋梁であると言えるでしょう。

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