大垣市歴史民俗資料館

大垣市歴史民俗資料館

大垣市歴史民俗資料館は、岐阜県大垣市に位置する博物館であり、地域の文化や歴史を展示しています。この博物館は、美濃国分寺跡の近くに設立されており、歴史的遺産や民俗資料に興味を持つ人々にとって貴重な存在です。

開館の歴史

この資料館は1982年10月5日に開館されましたが、その背景には1968年より開始された美濃国分寺跡の発掘調査や環境整備があります。これらの調査によって得られた出土品や資料が展示されており、地域の歴史的な価値を伝えています。開館以来、訪れる人々に多くの学びを提供し続けています。

展示内容

館内には、考古資料や民俗資料が多く展示されています。考古資料としては、国分寺跡地から出土した約1000点の品々が収蔵されており、特に昼飯大塚古墳などからの出土品が注目されます。また、民俗資料は約1500点あり、農耕や民俗に関する資料が展示されています。これらの資料は、大垣市の文化や歴史を深く理解するための重要な情報源となっています。

文化財の指定

大垣市歴史民俗資料館には多くの貴重な文化財があります。中でも、岐阜県に指定されている有形文化財には、1958年に指定された石案や、1967年に指定された土製露盤伏鉢があります。また、遊塚古墳出土品や絵画土器も大垣市に指定されており、地域の歴史を感じることができます。重要有形民俗文化財として指定されている浄瑠璃人形も、地域の伝統文化を体現している重要な資産です。

施設の運営

2006年から2019年にかけて、公益財団法人大垣市文化事業団が資料館の運営を行っていましたが、その後大垣市直営の施設に戻されました。これは、大垣市が地域の文化活動をより直接的に支援していくための方針の一環です。

施設利用情報

この資料館は、毎日多くの観光客や地域住民に利用されています。開館時間は9:00から17:00で、入館は16:30まで可能です。休館日は毎週火曜日で、火曜日が祝日の場合はその翌日が休館になります。さらに、年末年始には12月29日から1月3日まで休館となります。入館料は一般が100円で、18歳未満の場合は無料です。

アクセス

大垣市歴史民俗資料館へは、交通アクセスも整っています。大垣駅から名阪近鉄バスに乗り、稲葉団地行きの終点で下車後、徒歩約20分で訪れることができます。また、消防赤坂分署行きの終点下車後には徒歩約40分の距離です。垂井駅からも徒歩で約40分かかります。

まとめ

大垣市歴史民俗資料館は、地域の文化と歴史を学ぶための重要な場です。さまざまな資料が収蔵され、訪れる人々に新たな知識を提供してくれます。岐阜県を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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