大垣西濃信用金庫

大垣西濃信用金庫

大垣西濃信用金庫は、岐阜県大垣市に主たる拠点である本店を置く協同組織金融機関です。その名称は「おおがきせいのうしんようきんこ」と読み、英語では「THE OGAKI SEINO SHINKIN BANK」と表記されます。

概要

この信用金庫は、2016年1月12日に、それまで存在した大垣信用金庫と西濃信用金庫が対等合併して新たに発足しました。本店機能は大垣市に置かれています。岐阜県内の信用金庫の中でも、規模においては岐阜信用金庫、東濃信用金庫に続く存在であり、地域金融の一翼を担う重要な役割を果たしています。

合併後の組織運営においては、旧大垣信用金庫の本部を全体の中枢機能として位置づけ、旧西濃信用金庫の本部については「みずほ本部」という名称で並存させる、特徴的な2本部体制が採用されました。これにより、旧金庫双方の基盤を活かした運営が図られています。

店舗網に関しては、合併時点では原則として既存の店舗体制を維持することが決定されました。しかしながら、地理的に近接しており、機能重複が見られる地域においては、効率化を図るための店舗統合や再編が今後の検討課題とされています。

沿革

大垣西濃信用金庫の歴史は、その前身である大垣信用金庫の歩みに深く根差しています。その起源は、1924年（大正13年）12月23日に設立された「大垣信用組合」にさかのぼります。

1951年（昭和26年）10月には、信用金庫法に基づいて組織が改組され、「大垣信用金庫」として新たなスタートを切りました。
事業の拡大に伴い、関連会社の設立も進められました。1957年（昭和32年）8月には、不動産関連を扱う大信土地（現在のサンエス商事）が設立されています。
1959年（昭和34年）6月には新しい本店が完成し、業務基盤が強化されました。
1984年（昭和59年）3月には、本部機能が新たな建物に移転し、体制がさらに整備されました。
1986年（昭和61年）5月には、ビジネスサポートを目的とした関連会社だいしんビジネスサービスを設立。
1988年（昭和63年）10月には、関連会社として恵比寿商事が設立されました。
1989年（平成元年）11月には、地域の社会貢献活動などを目的とする財団法人だいしんグリーン財団が設立され、公益活動にも積極的に取り組む姿勢を示しました。
そして、2016年（平成28年）1月12日、長年の歴史を持つ大垣信用金庫は、西濃信用金庫との合併を経て、現在の大垣西濃信用金庫として新たな章を開始しました。

営業エリア

大垣西濃信用金庫は、広範な地域を営業基盤としています。指定されている営業エリアは、本店のある岐阜県に加え、愛知県、三重県にまたがる3県に及びます。ただし、店舗の設置状況を見ると、岐阜県内に多数の店舗を展開しているほか、愛知県内にも2店舗を設けていますが、三重県内には現在のところ店舗は設置されていません。

具体的な営業エリアは以下の通りです。

岐阜県
大垣市、岐阜市、羽島市、各務原市、関市（旧武儀郡を除く地域）、瑞穂市、本巣市、海津市、安八郡、不破郡、養老郡、羽島郡、揖斐郡、本巣郡

愛知県
一宮市、稲沢市、清須市、北名古屋市、西春日井郡

* 三重県
桑名市の一部（旧桑名郡多度町地区）

その他

地域のスポーツ振興にも関わりがあり、女子ソフトボールチームである大垣ミナモソフトボールクラブの所属選手を受け入れている企業の一つとしても知られています。

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