大場美和

大場 美和：フリークライマーとしての軌跡

大場美和（おおば みわ）は、1998年3月7日生まれの日本のフリークライマーであり、愛知県岡崎市を出身地としています。彼女は身長163cmで血液型はO型、現在はスポーツビズとマネジメント契約を結んでいます。岡崎市立竜海中学校を卒業した後、光ヶ丘女子高等学校を経て、現在はフェリス女学院大学文学部に在学しています。

クライミングとの出会い

美和は、父が歯科医であった影響もあり、9歳の時にクライミングを始めました。近隣にジムがなかったため、父が自宅に設置した3面のクライミングウォール「MIWA-WALL」で練習を重ねていました。この壁は後に名だたるクライマーたちが訪れることで有名になり、時折知人に向けて開放されていました。2015年には「MIWA-CUP」というコンペも開催され、地域のクライミング活動を中心に進めてきました。

競技における成功

大場は13歳の時、JFAユース選手権女子リード種目や第14回JOCジュニアオリンピックカップ大会で優勝し、注目を集めました。15歳になった2015年にはクライミングワールドカップ日本代表に選ばれ、国際的な舞台での活躍が期待されるようになりました。同年、インターネットプロバイダーのCMにも出演し、「校舎をよじ登る女子高生」として瞬く間に話題となり、再生回数は100万回を超えました。

大学進学と横浜への移住

2016年には大学進学を機に横浜に移住し、小山田大のクライミングジムでアルバイトしながらクライミングのさらなる向上を目指しました。同じ年には映画『笠置ROCK!』に出演し、初めての演技に挑戦しました。美和はヒロインに抜擢され、俳優としての一歩も踏み出しました。

現役引退とフリークライミングの道

2018年には、競技選手としてのキャリアを終了し、フリークライマーとして新たな活動を始めます。引退の理由として、美和は「競技クライミングも好きだが、岩を登ることこそが本来のクライミングだと考えており、その方向から離れてしまった気がする」と語っています。彼女は自身の憧れに一歩近づくために、競技から離れる決意をしたのです。

主な戦績

国際大会

• - 競技における成績として多くの国際大会での実績があります。

国内大会

• - 国内での数々の競技でも優れた成績を収めています。

岩場での記録

• - 豊田の神越渓谷で「ZEN」等、二段のルートでの記録があります。

受賞歴

愛知県体育協会からスポーツ栄光賞を受賞しており、地域におけるクライミングの普及にも貢献しています。

主なメディア出演

大場美和は、映画『笠置ROCK!』でヒロイン役を演じたほか、テレビドラマ『オールドルーキー』（2022年、TBS）にも本人役で出演しています。また、2023年10月からは朝日放送テレビの『朝だ!生です旅サラダ』で海外リポーターを務めています。その他にも、2015年にはNTTぷららのCM、2017年にはリポビタンDやHave A DreamのTVCMにも登場しました。

まとめ

大場美和は、競技クライミングからフリークライミングへと移行し、また女優活動にも挑戦している多才なアスリートです。彼女のこれからの活動に期待が寄せられています。クライミングだけでなく、様々な媒体での発信が彼女に新たな可能性を開くことでしょう。

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