大塚海渡

大塚海渡騎手：デビューから現在まで

2000年10月25日生まれ、茨城県出身の大塚海渡騎手は、日本中央競馬会（JRA）美浦トレーニングセンター所属の騎手です。2016年、競馬学校騎手課程に入学、2019年2月に卒業。同年3月、木村哲也厩舎からデビューを果たしました。

デビューと初勝利

師事した木村哲也調教師とは、大塚騎手の父と木村調教師の先輩である勢司和浩調教師との繋がり、そして幼少期に美浦の乗馬苑で共に乗馬をしていたという、個人的な縁も深くありました。

デビューから25戦目となる2019年4月7日、中山競馬場第12レースで、自厩舎所属のリモンディに騎乗し、見事初勝利を飾りました。これは、木村調教師にとっても通算200勝という節目の勝利となりました。

落馬事故と騎乗停止

2020年1月5日、中山競馬場第7レースで勢司厩舎所属のラッキーアドバンスに騎乗中に落馬事故に遭い、脳挫傷を負いました。この事故で、大塚騎手は落馬、後続の三浦皇成騎手は骨折、騎乗馬は予後不良という結果となりました。事故の責任を負う形となり、大塚騎手は2日間の騎乗停止処分を受けました。

パワーハラスメント問題とフリー転身

2021年1月、大塚騎手は木村哲也調教師から受けたパワハラ被害について、茨城県警稲敷警察署に被害届を提出し、水戸地方裁判所土浦支部に損害賠償請求訴訟を起こしました。これを受け、同年1月21日よりフリー騎手となりました。

復帰と現在

長期にわたる休養期間を経て、2022年7月10日、福島競馬場3レースでジュンツーポイントに騎乗し、実戦に復帰しました。結果は9着でした。

人物像と目標

大塚騎手は、ジョアン・モレイラ騎手を目標としており、その無駄のない騎乗技術を高く評価しています。そして、自身の大きな目標として東京優駿（日本ダービー）制覇、ダービージョッキーになることを掲げています。

まとめ

大塚海渡騎手は、デビューからの道のりは順風満帆ではありませんでしたが、数々の困難を乗り越え、現在も騎手として活躍を続けています。落馬事故やパワハラ問題といった苦難を経験し、そこから這い上がろうとする強い意志と、ダービージョッキーという大きな目標に向かって邁進する姿は、多くの競馬ファンに感動を与え続けています。今後の活躍にも期待がかかります。

参考情報:

大塚海渡の年度別成績（netkeiba.com）
大塚海渡 (@bMB1gd286RE1Nya) - X（旧Twitter）
* 大塚海渡の騎手情報 - 競馬ラボ

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