大学基準協会

公益財団法人大学基準協会



公益財団法人大学基準協会(Japan University Accreditation Association、略称:JUAA)は、東京都新宿区に位置する団体で、大学を対象とした専門的な第三者認証評価を行う機関です。この協会の設立目的は、大学の質的向上を目指す会員の自主的な努力および相互的なサポートを促進することにあります。

概要



協会は、戦後の学制改革の一環として1947年に設立されました。この時期、多くの国公私立大学が集まり、新制大学の設立基準を策定しました。以降、大学基準をはじめとする各種基準を制定し、会員大学に対する認証評価(アクレディテーション)を実施しています。その評価結果は透明性を保つために全て公開されるようにしています。

また、2002年に改正された学校教育法により、高等教育機関は文部科学大臣認証を受けた評価機関から7年ごとに評価を受けることが義務付けられました。この法改正が背景にあり、協会としても高等教育機関の評価の重要性が増しています。

現在、協会には約300校の正会員大学(評価済み)と約200校の賛助会員大学(未評価)が加盟しており、これにより日本の高等教育機関の質を保つための努力をしています。

沿革



  • - 1947年: 新制大学の設立基準を策定するため、国公私立大学46校が協力して設立される。
  • - 1959年: 財団法人としての法人格を取得。
  • - 1996年: 会員大学間での相互評価を開始。
  • - 2004年: 大学の認証評価機関として正式に認定を受ける。
  • - 2007年: 短期大学および法科大学院の認証評価機関にも指定される。
  • - 2008年: 経営系専門職大学院に対する認証評価も行うようになりました。

まとめ



公益財団法人大学基準協会は、日本の高等教育の質を保ち、向上させるための重要な役割を担っています。会員大学の自主的な努力と協力によって、アクレディテーションを通じて透明性のある評価が行われ、大学教育の改善が追求されています。大学における教育の質の向上は、将来的な人材育成や社会全体の発展にも寄与することが期待されています。

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