大月市立図書館

大月市立図書館：地域に根付く学びの拠点

大月市立図書館は、山梨県大月市に位置する市立図書館です。1958年の開館以来、地域住民の学習と文化活動に貢献しています。2015年には、絵本作家である仁科幸子氏が館長に就任し、さらに魅力的な図書館へと進化を遂げています。

歴史：市民の要望に応えた図書館の移転

当初は市民会館の一角を間借りして運営されていましたが、利用者の増加に伴い、図書館スペースの不足が課題となりました。そのため、市民からの強い要望を受け、1999年に現在の独立した建物に移転しました。この移転により、より快適な読書環境と充実したサービスを提供できるようになりました。約半年間の準備期間を経て、新館は多くの市民に歓迎され、開館しました。

サービス：充実した貸出サービスと付加価値

大月市立図書館では、図書、雑誌、視聴覚資料の貸出サービスを提供しています。利用カードは、山梨県民、大月市在住者、在勤者、通学者を対象に発行され、有効期限は最終利用日から3年間です。貸出点数と期間は資料の種類によって異なり、図書や雑誌は7冊15日間、視聴覚資料は3点8日間となっています。2013年からは、カードの再発行に実費が請求されるようになりました。

複写サービスも提供しており、図書館員が著作権法に抵触しない範囲で複写作業を行います。これは、以前は利用者自身が行っていたサービスですが、カラー複写機の導入を機に図書館員による対応へと変更されました。この変更により、著作権保護の観点からも、より安全で信頼性の高いサービス提供が可能となりました。

施設：快適な空間と充実した設備

鉄筋コンクリート造の地下1階、地上2階建ての建物は、1階に一般書や視聴覚資料の書架、インターネット利用可能なパソコンを設置、2階には児童書の書架を配置しています。各階にカウンターを設置し、利用者の利便性を高めています。また、2階には飲食可能なスペース「びゅうロックてらす」も設けられ、ゆったりとした時間を過ごせる工夫が凝らされています。

アクセス：便利な立地と駐車場

国道20号沿いの住宅地に立地し、JR中央本線、富士急行線の大月駅から徒歩7分とアクセスも良好です。併設の駐車場も利用可能です。

開館時間と休館日

開館時間は、火～金曜日が午前9時～午後7時、土日祝日は午前9時～午後5時です。休館日は月曜日、祝日の翌日、年末年始、月末の平日（整理日）です。

その他サービス

教科書の常設展示や音声サービスなども行われています。

まとめ

大月市立図書館は、地域住民にとってかけがえのない存在です。快適な環境、充実したサービス、そしてアクセスの良さなど、利用者の利便性を第一に考えた図書館と言えるでしょう。今後とも、地域社会に貢献する図書館として発展していくことが期待されます。

もう一度検索