大栄野球場

成田市大栄野球場（ナスパ・スタジアム）

成田市大栄野球場は、千葉県成田市に位置する市営の野球場です。この球場は「ナスパ・スタジアム」という名称で呼ばれており、命名権を持つ平山建設がその名付けの権利を所有しています。球場は2010年9月26日にオープンし、それ以来さまざまな野球イベントが行われています。

概要とイベント

この球場は、夏の高校野球千葉大会の一部の開催地として、2015年から2019年まで利用されていました。夏季以外でも春と秋の大会に活用され、特に2015年からの北千葉道路工事中には大谷津球場が使用できず、大栄野球場が重要な役割を果たしました。また、「成田スカイシリーズ」と題して毎年イースタン・リーグのロッテ戦も開催されており、2017年には記念すべき10回目の開催を迎えました。

2023年には新たに設立されたベイサイドリーグの千葉スカイセイラーズが初年度の試合を１回実施しました。元々は2試合の予定でしたが、日程の変更により他の球場での開催となりました。

施設の特長

成田市大栄野球場は、総面積が19,000平方メートルで、グラウンド面積は13,560平方メートルです。フィールドはセンター122メートル、両翼100メートルを誇り、内野部分にはクレイ3,480平方メートルが敷かれています。外野は人工芝で、ロングパイル（55mm）の10,080平方メートルにわたって広がっています。

観客席はメインスタンドに1,500席が設けられており、さらに芝スタンドも利用可能です。また、照明設備は6基設置されており、内野の平均照度は750ルクスです。スコアボードは磁気反転式で、ボールカウントの表示は開設当時はSBOが用いられていましたが、読み上げ順序の変更によりBSOに変更されました。

歴史的背景

球場の歴史は2010年に遡ります。この年に命名権を取得した平山建設が「ナスパ・スタジアム」と名付け、9月に開場となりました。その後、2014年12月から翌春にかけて改修工事が実施され、さらなる機能向上が図られました。2018年には第16回世界女子ソフトボール選手権の開催地にも選ばれ、多くのスポーツイベントが行われるようになりました。

交通アクセス

成田市大栄野球場へのアクセスは、京成成田駅中央口から千葉交通バスを利用し「吉岡大慈恩寺前」で下車、その後徒歩約25分です。また、夏の高校野球期間中は臨時直行バスの運行も行われ、便利に利用することができます。加えて、コミュニティバスの津富浦ルートからもアクセスが可能で、「B＆G海洋センター前」からは徒歩約5分、「大栄診療所」からは約22分で到着します。

成田市大栄野球場は、ただのスポーツ施設にとどまらず、地域の人々に愛されるスポーツの場としても重要な役割を果たしています。

もう一度検索