大森・金城学院前駅

大森・金城学院前駅 (Ohmori-Kinjo Gakuinmae Station)

大森・金城学院前駅は、愛知県名古屋市守山区大森三丁目に位置する名古屋鉄道瀬戸線の駅です。駅番号はST12。名鉄の駅の中で最も長い駅名として知られています。

歴史

駅の歴史は古く、1905年（明治38年）4月2日に大森駅として開業しました。1982年（昭和57年）3月21日には急行停車駅に昇格し、同年3月23日には駅舎が改築されました。

1992年（平成4年）は駅にとって大きな転換期でした。8月3日に鉄筋3階建ての駅ビルが完成し、11月14日には駅名が現在の大森・金城学院前駅に改称されました。これは、当時駅の利用客の約半数が金城学院大学への通学生であったことが理由です。

2006年（平成18年）9月18日には北改札口が開業し、12月16日にはトランパスが導入されました。2011年（平成23年）2月11日にはICカード乗車券「manaca」が利用可能になり、2012年（平成24年）2月29日にトランパスの利用が終了しました。2020年（令和2年）3月26日には簡易型自動放送が導入され、LED案内表示器が稼働を開始しました。そして、2024年（令和6年）9月28日からは終日無人化されています。

駅構造

大森・金城学院前駅は、相対式2面2線のホームを持つ地上駅です。北改札口が設置されるまでは、夜間など一部時間帯は無人駅でしたが、その後2024年9月27日まで終日有人駅でした。現在は駅集中管理システムが導入され、再び終日無人駅となっています。

駅舎の2階と3階は、かつてグリーンシティケーブルテレビの旧社屋として使用されていました（2018年4月16日に尾張旭駅前に移転）。地下は自転車置き場として利用されています。

駅のホームは急カーブ上に位置しているため、電車とホームの隙間が通常よりも広くなっています。そのため、安全対策としてセンサー式の転落検知装置が早期に導入されました。両ホームは階段のみで接続されており、改札内にはエレベーターやエスカレーターは設置されていません。

改札口

駅には、栄町方面ホーム側に南改札口、尾張瀬戸方面ホーム側に北改札口があります。これらの改札口は跨線橋で繋がっています。

南改札口

南改札口は、1992年の現駅舎開業時から存在し、栄町方面ホームに階段なしで直接接続しています。2024年までは窓口がありました。

北改札口

北改札口は、バリアフリー化に対応するため2006年9月に設置されました。尾張瀬戸方面ホームに直接接続しています。南改札口とは異なり、設置当初から窓口がなく、駅員も配置されていないため、自動精算機が設置されています。

かつては尾張瀬戸方面ホームの西側（踏切の横）に臨時改札口があり、金城学院大学の学生の通学が集中する時間帯にのみ開放されていました。また、車椅子利用者などのバリアフリー対応としても利用されていましたが、北改札口の設置に伴い閉鎖されました。2016年6月現在でも、北側（敷地境界側）に手すりが残っています。

駅周辺

駅周辺は主に住宅地です。最寄りのバス停は「大森」（名古屋市交通局・名古屋市営バス）です。

利用状況

2020年度の1日平均乗降人員は7,782人です。2013年度には1日平均乗降人員が12,867人で、名鉄全駅中27位、瀬戸線内では3位でした。1992年度には1日平均乗降人員が12,646人で、名鉄全駅中30位、瀬戸線内では5位でした。

名古屋市統計年鑑によると、駅の一日平均乗車人員は以下の通り推移しています。

2004年度: 4,254人
2005年度: 5,764人
2006年度: 5,843人
2007年度: 5,970人
2008年度: 5,943人
2009年度: 5,781人
2010年度: 5,765人
2011年度: 6,020人
2012年度: 6,202人
2013年度: 6,397人
2014年度: 6,250人
2015年度: 6,465人
2016年度: 6,432人
2017年度: 6,495人
2018年度: 6,479人
2019年度: 6,295人

瀬戸線の駅の中では、栄町駅、大曽根駅、小幡駅に次いで4番目に利用客が多い駅です。

隣の駅

名古屋鉄道

瀬戸線

■急行: 喜多山駅（ST11） - 大森・金城学院前駅（ST12） - 尾張旭駅（ST15）
■準急・■普通: 喜多山駅（ST11） - 大森・金城学院前駅（ST12） - 印場駅（ST13）

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