大空スバル

大空スバル：ホロライブを彩る人気バーチャルアイドル

大空スバルは、ホロライブプロダクションに所属するバーチャルYouTuberであり、バーチャルアイドルとして活動しています。7月2日生まれの彼女は、総合格闘技部とe-sports部のマネージャーという設定で、男勝りで明るく元気な性格が魅力です。誰に対しても分け隔てなく接する気さくな一面を持ち、共演者との掛け合いではコメディリリーフ的な役割を果たすことも多く、ホロライブ内では「芸人枠」と呼ばれることもあります。

彼女の特徴的なハスキーボイスは多くのファンを惹きつけますが、ゲーム実況などで興奮した際には、時折ドナルドダックのような濁声になることも。このことから「アヒル」や「ドナルドダック」と呼ばれるようになり、そこから派生して「スバルドダック」というキャラクターも誕生しました。

イラストレーターはしぐれうい氏が担当し、3Dモデルは八剣氏が制作。キャラクターデザイン制作時には、大空スバル氏としぐれうい氏に面識はなく、カバー株式会社代表取締役社長の谷郷元昭氏が間を取り持つ形で制作が進められました。

2018年8月23日にTwitterで初ツイート、同年9月16日にYouTubeで初配信、同年12月16日にはbilibiliで動画投稿を開始し、多様なプラットフォームで活動を展開しています。ファンの愛称は、当初はTwitterアンケートで「スタンド」に決定しましたが、約半年後に「スバ友（すばとも）」に変更されました。熱烈なファンは「アヒージョ」と呼ばれることもあります。

大空スバルは、企業や性別を超えたコラボレーションにも積極的に参加しています。特に、にじさんじの舞元啓介氏との「舞スバ」コラボは、デビュー当時、バーチャルYouTuber界隈では敬遠されがちだった男女コラボレーションの先駆けとして、後の男女間コラボレーションに大きな影響を与えたと言われています。「舞スバ」に加え、しぐれうい氏を加えた「大空家」も存在します。コラボ相手との関係性に関わらず、気軽に接する姿勢も彼女の人気の理由の一つでしょう。

プライベートでは、両親の他に姉と弟がいることを明かしており、チャンネル登録者数100万人突破と誕生日を記念した配信には、実父が生出演するサプライズもありました。

2020年には、日清カレーメシWEEKアンバサダーとして湊あくあ、兎田ぺこらとコラボユニット『スパイスラブ』を結成し、「カレーメシ・イン・ミラクル」を発表。同年10月18日にはオンラインライブ『スパイスライブ』を開催しました。2021年には、湊あくあ、桃鈴ねねと共に新ユニット「NEGI☆U（ねぎゆー）」を結成し、TVアニメ「ジャヒー様はくじけない!」の第1クールEDテーマを担当しました。

活動開始以降、YouTubeチャンネル登録者数は増加し続け、数々のイベントやメディア出演を果たしています。テレビドラマ「四月一日さん家と」への出演や、テレビ番組「MUSIC VERSE」のレギュラーMCを務めるなど、活躍の場は多岐に渡ります。ゲーム「暁のブレイカーズ」や「妖怪ウォッチ ぷにぷに」にも登場するなど、幅広い分野で活躍を続けています。

新日本プロレス所属のグレート-O-カーンが使用する技の一つ「大空スバル式羊殺し」は、短編アニメ『ホロのぐらふぃてぃ』での彼女のツッコミから生まれたエピソードも有名です。

大空スバルは、明るく元気なキャラクター性と高いコミュニケーション能力、そして様々なコラボレーションを通して、ホロライブのみならず、バーチャルYouTuber界全体に大きな影響を与え続ける存在と言えるでしょう。彼女の今後の活躍にも注目が集まります。

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