大谷由里子

大谷由里子：伝説のマネージャーから多才なプロデューサーへ

大谷由里子（おおたに ゆりこ）は、その多彩な経歴で知られる人物です。かつては吉本興業の社員として、横山やすし・西川きよしのマネージャーを務め、伝説的なエピソードを残しました。現在はフリーのプロデューサー、講演家、著述家として、人材教育を中心に幅広い分野で活躍しています。

吉本興業での活躍

1985年、京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。横山やすし・西川きよしのマネージャーとしてキャリアをスタートさせました。マネージャー時代には、横山やすしがテレビ番組で泥酔した際、厳しく𠮟責したという逸話が広く知られています。このエピソードは、彼女の厳格さと情熱を示すものとして、現在も語り継がれています。1988年に結婚のため吉本興業を退職しましたが、その功績は色褪せることがありません。

フリーのプロデューサーとして

1990年、大谷由里子名義でフリーのプロデューサーとして活動を再開。クラヤ三星堂の新規事業プロジェクトに参画した後、1991年には自身の会社「有限会社SMS」を設立。1998年には吉本興業と共同で「よしもとリーダーズカレッジ」を立ち上げ、人材育成に力を注ぎました。2003年には「有限会社志縁塾」を設立し、人材教育を中心に企業、学校、官庁など幅広い分野で活動を展開しています。

政治への挑戦

2020年、国民民主党から次期衆議院議員総選挙に立候補する意向を表明し、政界への挑戦を開始しました。2021年の衆議院議員選挙、2022年の参議院議員選挙に国民民主党公認で立候補しましたが、いずれも落選という結果に終わりました。

現在の活動

現在は、企業向けの講演・研修活動を再開し、「心の元気の作り方」と題した講演や研修を通じて、「自立・自走」できる人材育成を支援しています。TikTokで話題になった書籍『元気セラピー』の新装版を出版するなど、著述家としても精力的に活動しています。

政策・主張

大谷由里子は、憲法改正に賛成の立場を取り、緊急事態条項の創設や、9条に自衛隊の存在を明記することに賛成しています。外交・安全保障政策においては、敵基地攻撃能力の保有にどちらかと言えば賛成、防衛費の増額にも理解を示しています。ジェンダー平等に関しては、選択的夫婦別姓制度や同性婚の法制化、クオータ制の導入に賛成しています。

著書

35冊以上の著書を出版しており、主な著書には以下のようなものがあります。

『吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな！」』
『他人を元気にすると自分も元気になれる魔法のルール』
『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』
『元気セラピー』
* 『はじめて講師を頼まれたら読む本～最新版～』

まとめ

大谷由里子は、吉本興業でのマネージャー経験を活かし、人材育成、講演、執筆など多岐にわたる分野で活躍しています。その情熱と行動力は、多くの人々に勇気と希望を与え続けています。

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