大野稼頭央

大野 稼頭央（おおの かずお）

大野稼頭央は、2004年8月6日生まれで鹿児島県大島郡龍郷町（奄美大島）出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、左投左打のスタイルを持ち、現在は福岡ソフトバンクホークスに所属しています。

経歴

大野は小学3年生のときに地元で野球を始めました。彼の才能は早くから認められ、龍郷町立龍南中学校時代には離島甲子園で4強進出という輝かしい成績を収めました。中学卒業後には、強豪私立高校からの勧誘を断り、故郷の奄美大島にある鹿児島県立大島高等学校に進学しました。ハイスクールでは1年生の秋からエースとしてチームを牽引し、2年生の春には県大会で4強、同年の夏には8強に進出しました。

その後、鹿児島県大会で優勝し、九州大会也で興南高校を完封するなど印象的なパフォーマンスを見せ、8年ぶりのセンバツ出場に貢献しました。3年生の春には第94回選抜高等学校野球大会にエースとして出場しましたが、明秀学園日立高校相手に投げ抜いたものの、8失点で敗北しました。同年の夏の県大会では、全6試合を通して49イニングを投げ抜きましたが、鹿児島実業高校に敗れ春夏連続出場は阻まれました。彼は高校卒業後の2022年8月29日にプロ志望届を提出しました。

2022年10月20日に開催されたプロ野球ドラフト会議で、福岡ソフトバンクホークスから4位指名を受けると、11月13日に契約金4000万円、年俸500万円（共に推定）で仮契約し、12月5日には入団会見を行いました。背番号は60とされ、奄美大島出身のプロ野球選手としての歴史を刻むことに成功しました。

プロ入り後

2023年4月11日、四軍交流戦で香川オリーブガイナーズとの対戦でプロ初登板を果たしました。二軍公式戦での登板は無かったものの、三軍・四軍戦では合計45試合に出場し、58.2イニングを投げ、1勝0敗1セーブ、防御率1.38という好成績を残しました。さらに、10月28日に行われたみやざきフェニックス・リーグでは、読売ジャイアンツと対戦し、二軍戦にて1回を無失点に抑えることに成功しました。

選手としての特徴

大野は高校時代からスタミナに秀で、多くの試合で完投する右腕型の投手です。中でも高校2年生の秋には、9試合で89イニングを投げ抜いており、その後の3年生の夏でも6試合49イニングを投げ切る力があります。持ち球には最速146km/hのストレートに加え、スライダー、カーブ、チェンジアップを駆使しており、高校3年生夏の県大会後にはスプリットも習得しました。

人物

「稼頭央」という名前の由来は、父親が松井稼頭央の大ファンであったことから来ています。父は松井選手の登録名を選び、稼頭央は本名としてその名が受け継がれました。

詳細情報

• - 背番号: 60（2023年 - ）
• - 登場曲:

- 「群青」 YOASOBI（2023年 - ）
- 「High High High」 カサリンチュ（2023年 - ）

大野稼頭央選手は、今後の活躍が楽しみな若手投手として、ファンからの期待も高まっています。彼がどのように成長し、プロ野球界での地位を確立していくのか、注目が集まっています。

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