大関友久

大関友久選手について

大関友久（おおぜき ともひさ）は、1997年12月14日生まれの茨城県土浦市出身のプロ野球選手で、現在福岡ソフトバンクホークスに所属する左投手です。愛称は「ゼキ」と呼ばれ、多くのファンに愛されています。

経歴

プロ入り前

大関は小学校1年生から野球を始め、土浦市立都和中学校では硬式野球のクラブチーム『常総ドリームボーイズ』に所属していました。高校は茨城県立土浦湖北高等学校に進学し、1年秋からエースとして活躍。しかし、3年生の夏に右手を疲労骨折し、甲子園出場は叶いませんでした。プロを目指し志望届を提出しましたが指名漏れと残念な結果となり、仙台大学に進学しました。

仙台大学では1年春からリーグ戦に出場し、通算19試合に登板し4勝3敗、防御率は3.15という成績を残しました。2019年9月にプロ志望届を提出しますが、福岡ソフトバンクホークスからのみドラフト前の調査書が届きました。10月17日のドラフト会議で、ソフトバンクから育成2位指名を受けて入団が決まりました。

ソフトバンク時代

2020年、ウエスタン・リーグでは5試合に登板し、無失点という好成績を残しました。翌2021年も二軍での成績を残し、5月28日に支配下登録され、6月4日にプロ初登板を果たしました。この年は中継ぎとして12試合に登板し、防御率2.35を記録しました。

2022年には先発への転向を試み、3月31日の千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初先発を果たし、7回1失点という好投で初勝利を挙げましたが、その後は怪我や体調不良などで苦しい時期もありました。特に、7月には左睾丸に腫瘍が見つかり、手術を受けることになりますが、その後問題なく復帰し、安定した成績を残していきました。

2023年は開幕投手に指名され、シーズンが始まると好投を見せましたが、打線の援護に恵まれず苦しむ試合が続きました。それでも安定した成績を残し、最終的には4勝4敗・防御率2.21という成績を記録しました。

選手の特徴

大関選手のピッチングスタイルはストレートやカーブ、スライダーなどの多彩な球種が特徴です。最速152km/hのストレートを武器にし、対左打者にはその変化球が非常に有効です。また、彼の闘志あふれるマウンドさばきとクレバーな配球は、多くのファンを魅了しています。

将来について

大関選手はこれからの成長がとても楽しみな選手です。2024年シーズンも開幕ローテーション入りが期待されており、彼の活躍に注目が集まっています。昨オフには年俸5500万円で契約を更改し、背番号も変更されました。今後の彼のプレーを期待して、多くのファンが見守っています。

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