大阪IR

大阪IR株式会社の概要

大阪IR株式会社は、大阪市北区中之島に本社を構える民間企業で、夢洲に予定されている統合型リゾートの整備と運営を行うことを目的に設立されました。設立には、MGMリゾーツとオリックスの両社が関与しています。

統合型リゾートの構成

この統合型リゾートには、以下のような多様な施設が組み込まれる予定です。

1. 国際会議場施設と展示施設
- 各国からの訪問者を迎えるための会議施設が整備されます。

2. 魅力増進施設
- ジャパン・フードパビリオンを含む、地域の文化や食を紹介するための施設が設けられます。

3. 送客施設
- 関西ツーリズムセンターやバスターミナル、フェリーターミナルなど、交通の要所となる送客施設が設置される予定です。

4. 宿泊施設
- 約2,500室を提供する3つの宿泊施設が計画されています。

5. 来訪及び滞在寄与施設
- 夢洲シアターやリテール、各種飲食施設があり、滞在客を楽しませる空間を提供します。

6. カジノ施設
- 海外の観光客をターゲットにしたカジノが含まれる予定です。

2023年4月には、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画」が国から認定を受け、その後9月に大阪IR株式会社は大阪府及び大阪市と実施に関する協定を締結しています。開業予定は2030年の秋頃です。

事業の資金調達

事業の初期投資額は約1兆2,700億円に上り、資金調達は民間企業の出資と銀行からの借入によって行われる予定です。具体的な内訳は以下の通りです。

• - 総額: 1兆2,689億円（消費税抜）

- 建設関連投資: 9,545億円
- その他初期投資額: 3,144億円

出資金は約7,400億円を見込んでおり、大手株主として合同会社日本MGMリゾーツとオリックス株式会社がそれぞれ約41%を占めています。残りはさまざまな企業からの少数株主が含まれています。

• - 借入金: 約5,300億円。プロジェクトファイナンスは三菱UFJ銀行、三井住友銀行を主幹事とするシンジケーションによって行われます。加えて、消費税の還付金を返済原資とする消費税ローンなども考慮されています。

関連項目

• - 夢洲: 統合型リゾートの所在地。国際的な観光地としての発展が期待される地域です。
• - 2025年日本国際博覧会: 大阪・関西地域で開催される国際博覧会とも関連性があります。

このように、大阪IR株式会社は今後の地域の発展に寄与し、国内外からの観光客を迎えるための重要なプロジェクトを進めています。

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