大阪市中央体育館

大阪市中央体育館

大阪市中央体育館（おおさかしちゅうおうたいいくかん）は、大阪府大阪市港区にある市立の総合体育館です。愛称は「Asueアリーナ大阪」で、これは施設命名権を取得したことに基づいています。

沿革

この体育館は1996年に現在の場所に移転する前は、中央区大手前に位置していました。元々の中央体育館は1959年に完成し、こけら落としとして「五大都市体育大会」のバスケットボール競技が行われました。1985年に大阪市は、「歴史公園構想」に基づき、当時のNHK大阪放送会館を中央体育館の新しい位置に移転させることを決定しました。古くなった体育館を改築するのではなく、八幡屋交通公園への移転が選ばれ、1997年の国民体育大会（なみはや国体）開催を前にする形で、1993年に工事が始まりました。最終的に1996年に完成しました。この移転の際には、大阪プールも同周辺に移転しています。新しい体育館の公式マスコットキャラクターは「マイマイ」で、メインアリーナとサブアリーナをイメージしています。

ネーミングライツ

体育館のネーミングライツは2018年3月1日から5年間の契約で丸善インテックが取得し、その名称は「丸善インテックアリーナ大阪」となりました。しかし、2022年に丸善インテックが「Asue」と社名変更したため、2023年より新たに「Asueアリーナ大阪」として呼ばれています。

施設概要

体育館は、メインアリーナとサブアリーナに分かれており、メインアリーナの収容人数は1万人です。ここでは、バスケットボール、バレーボール、テニスなど多目的で使用され、様々な国際大会や国内イベントが開催されています。また、過去にはプロボクシングの試合も行われました。

サブアリーナは188人を収容可能で、バスケットボールやバレーボール、テニスなどのコートを備え、市民大会やメインアリーナのイベントの控え室としても利用されています。さらに、柔道場や剣道場、大会議室や小規模の会議室も完備しています。

主な大会やイベント

歴史的なイベントとしては、1986年に大[[相撲]]春場所が開催されたことがありました。この際、大阪府立体育館の改修工事による代替会場としての役割も果たしました。その後、1998年と2006年にはバレーボール女子世界選手権の決勝戦の会場にもなり、1999年には世界新体操選手権が開催されました。

さらに、2013年にはISU四大陸フィギュアスケート選手権、2014年には全日本フルコンタクト空手道選手権大会、2018年と2019年には柔道グランドスラム、そして毎年2月には全日本インドアソフト[[テニス]]選手権が行われています。これらは日本のスポーツシーンで重要な位置を占めるイベントとなっています。

交通アクセス

アクセスは、Osaka Metro中央線の朝潮橋駅2-A号出口から西へ徒歩約3分の距離にあります。

外部リンク

• - 大阪市中央体育館（一般財団法人大阪スポーツみどり財団）
• - 大阪市中央体育館 写真一覧/日建設計

このように、大阪市中央体育館は多様なイベントに対応可能な高機能な体育館であり、市民やアスリートたちに愛される施設です。

もう一度検索