大阪プール

大阪プールの概要

大阪プールは大阪市港区に位置し、八幡屋公園内にある公立の水泳・アイススケート場です。この施設は、長い歴史を持ち、地域住民や観光客の憩いの場として利用されています。

沿革

大阪プールは1996年に、以前北区の扇町公園から移転しました。元々は1950年に扇町公園に設立された旧大阪プールが存在し、ここでは多くの国際的な水泳大会やスポーツイベントが開催されてきました。しかし年々施設が老朽化し、1997年に行われる国民体育大会に向けて、より良い環境を整備する必要がありました。そのため、大阪国際見本市港会場の跡地に新たに設立される運びとなりました。併設の扇町プールは現存し、今も利用されています。また、同時期に大阪市中央体育館も新たに八幡屋交通公園へ移転されました。

大阪プールの公式マスコットキャラクター「おさプー」は、訪れる人たちに親しまれる存在です。2018年には、電子材料メーカーの丸善インテックが命名権を取得し、「丸善インテック大阪プール」という名称がつけられましたが、2022年7月に社名がAsueに変更されたことに伴い、名前も「Asue大阪プール」となりました。

施設概要

大阪プールには、主に以下のようなプール施設があります。

• - メインプール: 日本[[水泳連盟]]に公認された50メートルのプールで、約3500人の収容が可能です。
• - 飛び込みプール: 同じく日本[[水泳連盟]]に公認されているプールです。
• - サブプール: 25メートルの短水路プールで、こちらは通年営業を行っています。

メインプールと飛び込みプールは、主に夏季に利用されていますが、冬季にはアイススケートリンクとして使用されます。

アクセス

大阪プールへのアクセスは、Osaka Metro中央線の朝潮橋駅から2-B号出口を利用するのが便利です。

旧大阪プールについて

旧大阪プールは、扇町公園に1950年に設立され、国際水泳選手権のための突貫工事によって完成しました。この場所では、開場記念として水泳の日米豪国際選手権が開催されています。屋外にはナイター照明が設置されており、約2万5千人の観客を収容できるU字型の観客席が備えられていました。旧大阪プールはかつて、世界的に認められた最大の観客収容数を持つプールとしてギネスブックに登録されていました。

旧大阪プールで行われたイベント

旧大阪プールでは、歴史的なスポーツイベントが数多く催されました。特に、1959年に行われた世界フライ級選手権試合や、1957年のNWA世界ヘビー級選手権試合が有名です。またバレーボール大会や映画のロケ地としても利用されました。特に1965年に公開された映画『海の若大将』の競泳大会シーンは、このプールで撮影されました。

現在、旧大阪プールの名残として、扇町公園には競泳スタート台がモニュメントとして設置されています。これは、当時の水泳文化を今に伝える貴重な存在となっています。

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