大阪府立岬高等学校

大阪府立岬高等学校：生徒の夢を育む、海辺の学校

1979年開校の大阪府立岬高等学校は、大阪湾を望む岬町淡輪の高台に位置する公立高校です。大阪府の最南端、最西端に位置する地の利を活かし、独自の教育プログラムで生徒たちの成長を力強く支援しています。

教育の特色：海と学びが融合する環境

2016年度より総合学科・エンパワメントスクールとして、生徒一人ひとりの個性と可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。少人数制とチームティーチングによるきめ細やかな指導、そして、地域社会との連携を重視したカリキュラムが特徴です。

特に注目すべきは、全国の普通科高校で初めて導入された海洋専門コースです。近隣の大阪府立青少年海洋センターと連携し、シーカヤック製作、ヨットやカヌーなどのマリンスポーツ実習、さらには漁業体験など、実践的な海洋教育を提供しています。自然環境の学習を通して、生徒たちは豊かな感性と探究心を育みます。

また、和歌山大学システム工学部との高大連携プログラムも実施。大学での体験授業やロボット研究室の見学を通して、高度な専門知識に触れる機会を提供し、将来の進路選択をサポートしています。

キャリア教育とサポート体制：夢の実現に向けた支援

学校は「夢をチカラに！」をキャッチフレーズに掲げ、生徒の自己実現を第一に考え、充実したキャリア教育を展開しています。2年生を対象とした事業所へのインターンシップ体験は、社会を肌で感じ、将来のキャリアを考える貴重な機会となっています。

さらに、2019年度からは通級指導教室を設置し、発達障がいを持つ生徒に対するサポート体制も強化。通常の学級に在籍しながら、必要に応じて個別指導を受けることができます。生徒一人ひとりの個性とニーズに合わせたきめ細やかな対応が、安心して学習に取り組める環境づくりに繋がっています。

校風と活動：地域社会との連携

活気あふれる部活動や地域貢献活動も盛んで、府の「こころの再生」府民運動にも積極的に参加しています。生徒たちは、学校生活を通して、社会性や協調性を育み、地域社会の一員としての自覚を高めています。

1981年には、作詞家のもず唱平氏による校歌が制定されるなど、歴史と伝統も大切に受け継がれています。

アクセス

南海本線・多奈川線 みさき公園駅から東へ約1km

まとめ

大阪府立岬高等学校は、自然豊かな環境と充実した教育プログラムによって、生徒たちの可能性を最大限に開花させることを目指す学校です。海洋教育、キャリア教育、そして発達障がい生徒へのサポート体制など、多角的な取り組みによって、生徒一人ひとりが夢を実現できるよう、熱意を持って支援を続けています。将来の進路に迷うことなく、自信を持って羽ばたいていけるよう、多様な選択肢とサポート体制が整えられています。

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