天使のどろっぷ

漫画『天使のどろっぷ』について

『天使のどろっぷ』は、中嶋ちずなによる日本の人気漫画で、2011年8月24日に配信が始まりました。最初はフレックスコミックスのウェブサイト「FlexComixブラッド」で配信され、2012年7月からはジー・モードが運営する「COMIC メテオ」に移籍し、2013年12月に全85話が完結しました。各話には「うんと、○○」という形式でサブタイトルが付けられています。

あらすじ

物語の舞台は、全寮制の私立中学校「聖アズマリア女学園」。主人公の一花ぼたんと彼女の親友で従妹のしのぶがこの学園に入学します。寄宿舎で「天使」と名乗る少女、うんに出会ったぼたんとしのぶは、偶然にも彼女の「お漏らし」から生まれたお菓子「天使のたまご」を口にすることで、特別な能力を得ることになります。しかし、それも束の間、今度は自らも「天使のたまご」をお漏らししてしまう体質になってしまいます。彼女たちの奇妙な体験が、さまざまな出来事を引き起こし、学園生活は思いもよらぬドラマに満ちていきます。

主な登場人物

• - 一花ぼたん（いちげ ぼたん）

声：松嵜麗
物語の主人公で、中学1年生。純粋で夢に満ちたロマンチストですが、うんとの出会いから彼女の理想から遠ざかるような出来事に巻き込まれます。常識的で周囲の行動に振り回されがちな彼女の姿が描かれています。

• - 従妹しのぶ（いとこ しのぶ）

声：後藤麻衣
ぼたんの親友で、彼女と同じ部屋に住んでいます。天然的な性格でアニメ好きな彼女は、少々恥じらいを持ちながらも「天使のたまご」を産むことに躊躇がありません。その独特のキャラクターが、時折ぼたんを困惑させます。

• - うん

声：五十嵐裕美
自称「天使」で、ぼたんたちを「天使のたまご」を産む体質にした張本人です。彼女の純粋な見た目とは裏腹に、時折残酷な行動をします。彼女との関係性が物語の重要な要素となります。

• - 北枕ひばち（きたまくら ひばち）

声：巽悠衣子
ぼたんたちのクラスメイトで、極度のあがり症を持つ女の子です。自分を隠すためにヘアバンドを使用する一方、ついにはぼたんの「天使のたまご」を食べてしまいます。

• - 柳生ももこ（やぎゅう ももこ）

声：三澤紗千香
ひばちのルームメイトで、実は自らもお漏らししやすい体質を持つ少女です。古風な言葉遣いが特徴ですが、彼女の行動は意外と大胆です。

アニメ化とその後

この作品は2012年にアニメ化が発表され、2013年には約7分のショートアニメがAT-Xで放送されました。このアニメ化により、作品のファン層が広がり、さらに多くの人々に親しまれることとなりました。

単行本情報

『天使のどろっぷ』はメテオCOMICSより全4巻が刊行され、最終巻は電子書籍版としてもリリースされています。特徴的なストーリー展開とキャラクターたちの個性が愛され、多くの読者に影響を与えました。

このように、『天使のどろっぷ』は奇妙でありながらも魅力的な物語やキャラクターが織り成す、ユニークな作品です。

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