太田螢一

太田螢一について

太田螢一（おおたけいいち）は、1957年 2月20日に生まれた日本の著名な画家、イラストレーター、作詞家です。また、音楽活動においては、女優の戸川純やキーボーディストの上野耕路と共にバンド「ゲルニカ」を結成し、作詞やアートワークを手掛けました。彼の独特な表現は、視覚芸術と音楽の両方において広がりを見せています。

来歴

彼のキャリアは1977年に始まり、千葉県で美術グループ「パノラマ・アワー」を結成し、2回の展覧会を開催しましたが、1980年にはグループは解散しました。1981年には戸川と上野と共にバンド「ゲルニカ」を結成し、アルファレコードの細野晴臣が主催するレーベル「YEN」からデビューアルバム「改造への躍動」をリリースしました。このアルバムは、特にブックレットが左開きで、従来とは異なる歴史的仮名遣いや旧字体を用いた歌詞が注目されました。太田はライブ衣装をはじめとする美術面でも活動を行いましたが、上野の事情により、ゲルニカは一時解散することとなります。

1983年には、上野耕路や細野晴臣、鈴木慶一などが参加したソロアルバム「太田螢一の人外大魔境」を発表。1985年には自ら「衛生博覧会」を主催。1988年にゲルニカは再び活動を再開し、2枚目のアルバム「新世紀への運河」をリリースし、続けて1989年には3枚目のアルバム「電離層からの眼差し」を発売しましたが、再び活動を休止しました。

1991年には絵本「働く僕ら」を出版し、さらに2002年にはゲルニカのデビュー20周年を記念して過去のアルバムをまとめた3枚組「GUERNICA IN MEMORIA FUTURI～ゲルニカ二十周年記念完全盤～」をリリースしました。2004年にはトークイベント「太田螢一悦覧室」を開催し、翌年に画業30周年を迎えました。

作品

CD

ゲルニカ

- 改造への躍動（YEN）
- 新世紀への運河（テイチクレコード）
- 電離層からの眼差し（テイチクレコード）
- GUERNICA IN MEMORIA FUTURI～ゲルニカ二十周年記念完全盤～

ソロ

- 太田螢一の人外大魔境（YEN）

CDジャケット

- うわさの人類（ヒカシュー）
- 一球入魂（少年ホームランズ）
- スクリーミング菩薩 D.J.（ハイテクノロジー・スーサイド）
- PAINT IT BLACK SABBATH/NA-MU-A-MI-DA-BU-TSU.（ハイテクノロジー・スーサイド）
- 捏造と贋作（上野耕路&久保田真吾）

作詞

- リズム運動（戸川純）

書籍

- 作品集: AMNESIA
- 絵本: 働く僕ら
- 画集: LE GARGARISME, THE BLOB
- ゲーム: 東方見文録 (1988年パッケージイラスト)
- その他: アヤトリシアワセ印（ナゴムレコードロゴマーク）

彼の作品は、音楽と視覚芸術を融合させる独自のスタイルが特徴で、多くのファンに愛されています。太田螢一は、その活動を通じて日本の文化シーンに貢献し続けています。

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