奥山大史

奥山大史について

奥山大史（おくやま ひろし）は、1996年2月27日生まれの日本の映画監督、脚本家、CMプランナーです。東京都出身で、映画美学校を経て、青山学院大学総合文化政策学部を卒業しました。

学生時代とキャリアのスタート

青山学院大学在学中の彼は、NHKの『岩井俊二のMOVIEラボ』に聴講生として出演しました。この番組内で制作した短編作品が岩井俊二や堤幸彦、是枝裕和などの著名な監督から高い評価を受け、これがきっかけで映画美学校への入学を決意。ここで本格的に映画制作を学び始めます。

初めての長編映画

彼の大学卒業制作として制作された長編映画『僕はイエス様が嫌い』（2018年）は、サンセバスチャン国際映画祭に出品され、史上最年少で最優秀新人監督賞を受賞しました。この映画の出品には、100万円の字幕制作費用を含む総額約500万円の資金が必要であり、自らの貯蓄だけでは足りず、借金をして調達。それでも賞を受賞し、得た賞金で借金を返済できたことは、彼にとって大きな成功体験となります。映画制作会社設立の目標を持ちながら、大学卒業後は広告代理店での職務を選びました。

商業映画デビュー

2024年には映画『ぼくのお日さま』で商業映画デビューを果たし、さらなる飛躍が期待されます。

監督作品リスト

映画

• - 僕はイエス様が嫌い（2018年） - 監督・撮影・脚本・編集
• - ぼくのお日さま（2024年） - 監督・撮影・脚本・編集

広告

• - 資生堂「touching」（2021年） - 監督
• - HERMÈS「HUMAN ODYSSEY」（2021年） - 総監督・監督・撮影・企画

ドラマ

• - Netflix「舞妓さんちのまかないさん」（2023年） - 監督・脚本・編集
• - NHK「ユーミンストーリーズ」（2024年） - 監督

ミュージックビデオ

• - AI美空ひばり「あれから」（2019年） - 監督・撮影・編集
• - 星野源「創造」（2021年） - 撮影監督
• - 米津玄師「地球儀」（2023年） - 監督・撮影・編集

受賞歴

奥山大史は多くの映画祭で高く評価されており、以下の受賞歴があります。

• - サンセバスチャン国際映画祭　最優秀新人監督賞
• - ストックホルム国際映画祭　最優秀撮影賞
• - ダブリン国際映画祭　最優秀撮影賞
• - TAMA映画賞　最優秀新進監督賞
• - マカオ国際映画祭　スペシャル・メンション

メディア出演

奥山はテレビやラジオにも登場し、その独自の視点や制作方法について語っています。例えば、2018年には日本テレビの「news zero」に特集され、2019年にはTOKYO MXの特別番組にも出演。インタビューが新聞やラジオ番組で取り上げられることもあり、彼の活動は映画制作だけにとどまらず、多岐にわたっています。

外部リンク

• - Twitter: 奥山大史 (@hiroshi_0227)
• - インタビュー記事: シネマトゥデイ, Forbes JAPAN

奥山大史は今後の日本の映画界を担う若手監督として、多くの作品を通じてその才能を発揮し続けることでしょう。

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