宇賀神友弥

宇賀神友弥：浦和レッズのレジェンド、輝けるキャリアの軌跡

宇賀神友弥（うがじんともや）は、1988年3月23日生まれ、埼玉県戸田市出身のプロサッカー選手です。そのキャリアは、浦和レッズユースから始まり、流通経済大学を経て、2010年に浦和レッズへトップチームに加入するという、まさに浦和レッズ一筋と言える道のりでした。

浦和レッズでの活躍：

当初は左サイドバックとして頭角を現し、正確なクロスと積極的な攻撃参加でチームに貢献しました。2010年のJ1リーグデビュー戦では、持ち前の運動量と献身的なプレーで存在感を示し、その後も、左サイドバック、ウイングバック、さらにはセンターバックと、複数のポジションで活躍しました。その柔軟な対応能力と豊富な経験は、チームにとって大きな武器となりました。

2015年には、J1リーグ最多タイとなる9回の警告を受けるなど、激しいプレーでチームを支えました。2016年には日本代表サポートメンバーにも選出され、国際舞台への出場も期待されました。2018年には天皇杯決勝で決勝ゴールを決め、チームの優勝に大きく貢献しました。

その後も浦和レッズで主力として活躍を続け、2021年シーズン終了後、一度はFC岐阜へ移籍しましたが、2024年には古巣・浦和レッズに復帰を果たしました。6月30日には、J1第21節ジュビロ磐田戦で途中出場を果たし、浦和レッズでの公式戦通算400試合出場という偉業を達成しました。そして、2024年シーズン限りでの現役引退を表明しました。

日本代表での経験：

2017年5月、念願の日本代表に初選出。2018年3月には国際親善試合のマリ戦で日本代表デビューを果たしました。代表戦では、持ち前の献身的なプレーを披露しましたが、前半終了間際にPKを与えてしまい、悔しい思いもしました。

流通経済大学時代：

浦和レッズユース時代はトップチーム昇格とはなりませんでしたが、流通経済大学では、RKU-19などのサテライトチームからスタートし、地道な努力を重ねてトップチームに昇格しました。大学時代には、金久保順、船山貴之、石川大徳、林彰洋といった仲間と共に切磋琢磨し、プロへの道を切り開きました。1年後輩には、後に浦和レッズでチームメイトとなる武藤雄樹もいました。

その他：

宇賀神選手は、地元戸田市にサッカースクール「エスフォルソ」を設立するなど、地域社会への貢献にも積極的に取り組んでいます。また、台風19号による水害で被災したサッカー場復興支援活動にも参加するなど、社会貢献にも熱心です。

獲得タイトル：

J1リーグ 1stステージ：1回（2015年）
J1リーグ 2ndステージ：1回（2016年）
Jリーグカップ：1回（2016年）
天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会：2回（2018年、2021年）
AFCチャンピオンズリーグ：1回（2017年）
スルガ銀行チャンピオンシップ：1回（2017年）
浦和レッズ後援会 会長賞：1回（2018年）
戸田市スポーツ賞：1回（2018年）

宇賀神友弥選手のキャリアは、努力と献身、そして揺るぎない浦和レッズ愛で彩られた、まさに伝説と言えるものです。彼の功績は、これからも長く語り継がれていくでしょう。

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