宇都宮市森林公園

宇都宮市森林公園：豊かな自然と多様な施設が魅力の広大な公園

宇都宮市森林公園は、栃木県宇都宮市に位置する、約497ヘクタールもの広大な市営公園です。福岡町と古賀志町にまたがり、その大部分は保安林に指定されており、宇都宮鳥獣保護区の一部にも含まれています。温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ、市民の保健休養の場として、また自然学習の場としても重要な役割を果たしています。

公園の歴史と概要

宇都宮市制80周年を記念した事業として、1971年に計画が開始されました。赤川ダム周辺の森林地帯を公園として整備する計画は、1972年から7年間かけて、国や県からの助成金を得て実施されました。総事業費は5億4907万円にのぼります。

公園内には国有林、民有林、市有林が混在しており、国有林の一部は1964年から宇都宮市が借り受けて管理しています。赤川ダム周辺の約28ヘクタールは、公園の重点管理エリアとして整備されています。赤川ダムはかんがい事業として1965年から建設が始まり、1971年に完成しました。ダム上流には細野ダムがあり、この周辺地域はムカシトンボの生息地としても知られています。

1992年からは、ジャパンカップサイクルロードレースのコースにも採用されており、スポーツイベントの開催地としても注目されています。2014年度からは指定管理者制度が導入され、公園の管理運営の効率化が図られています。

多様な施設とレクリエーション

宇都宮市森林公園には、多様な施設が整備されており、自然を満喫できるレクリエーションが楽しめます。

主要施設

少年自然の家: 児童・生徒を対象とした宿泊施設で、団体利用が可能です。
キャンプ施設: 園内に2ヶ所設置されており、無料ですが事前予約が必要です。（4月1日～10月31日）
キャンプファイア施設: （7月1日～9月30日）
バーベキュー施設: （1月4日～12月28日）
魚つり施設: （1月4日～12月28日）
自然休養村管理センター: 自然休養村の管理運営を行うための施設で、研修室や展示ホールを備えています。
宇都宮市サイクリングターミナル（湖森館）: レンタサイクルや宿泊施設を備え、サイクリングを楽しむ拠点となっています。

その他の施設

園内には、トリム遊歩道、日時計、記念像「緑の女神」など、様々な施設が点在しており、散策しながら楽しむことができます。

アクセス

車: JR宇都宮駅から約40分、東北自動車道宇都宮インターチェンジから約15分
* 公共交通機関: 宇都宮駅西口から関東自動車バスで「森林公園入口」下車、徒歩約50分

まとめ

宇都宮市森林公園は、豊かな自然と充実した施設を兼ね備えた、魅力的な公園です。家族連れや友人同士でのアウトドアレクリエーション、自然学習、スポーツイベントなど、様々な用途で利用できます。四季折々の自然を満喫できる、宇都宮市の貴重な資産と言えるでしょう。

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