宮台康平

宮台 康平（みやだい こうへい）

宮台康平は1995年7月1日に神奈川県横浜市で生まれた元プロ野球選手で、ポジションは投手。彼は左投げ左打ちの選手であり、独特な経歴を持つ。野球界において大学出身でプロ入りした珍しいケースの一つとして、東京大学出身であることを誇りにしている。

経歴

プロ入り前の経歴

宮台は小学生のころから野球を始め、地元のチーム「戸塚ACF Hawks」でプレーを開始した。中学時代は校内の軟式野球部での活動を経て、湘南高校に進学。高校では投手と外野手をどちらもこなすが、当時のエースが怪我をしたことを機にピッチャーに専念することとなった。二年生の秋には神奈川県選抜チームとしてスリランカに遠征し、貴重な経験を積んだが、全国大会への出場は果たせなかったものの、春の県大会で準々決勝に進出した。

大学生活と野球

2014年、宮台は東京大学文科一類に入学し、硬式野球部でプレーを続けることに。入部から1年目は救援投手として活躍し、特に3年時には早稲田大学との試合で13奪三振を記録し、大学の記録を塗り替えた。これは1946年以来、70年ぶりの快挙だった。また、日米大学野球選手権大会に選ばれ、東京大学から代表に選ばれた選手は33年ぶりのことだった。在学中には34試合に出場し、結果として6勝13敗、防御率4.26という成績を残した。卒業後にはプロ志望届を提出し、NPBのドラフトで北海道日本ハムファイターズに指名された。

日本ハムでのキャリア

プロ入り後、宮台は2018年8月23日、対福岡ソフトバンクホークス戦で一軍デビューを飾る。この試合では4回と2/3を投じ、2失点と奮闘するも勝敗は付かなかった。その後、怪我により二軍でリハビリを余儀なくされ、2019年と2020年はイースタン・リーグでの登板にとどまった。2020年11月には契約解除となり、その後はトライアウトを経て2020年12月23日に東京ヤクルトスワローズと契約を結ぶ。

ヤクルトでの活動

ヤクルトでは2021年と2022年にわたりイースタン・リーグでプレーし、特に2021年には防御率2.13という成績を残している。2022年には、特例措置の下で一軍に昇格ずみ、公式戦への登板も叶った。しかし、成績が振るわず、2022シーズン後に現役引退を発表した。

引退後の活動

現役を退いた後、宮台は弁護士を目指すこととなり、TMI総合法律事務所で勤務しながら法律の勉強を始めた。2024年には母校の法科大学院に合格し、その道を進んでいる。

人物像

真剣に物事に取り組む性格で、仲間にもストイックな姿勢を見せる宮台。座右の銘は「最も困難な道に挑戦せよ」であり、野球に関しても学問に関しても常にトップを目指す姿勢は評価されている。また、趣味には温泉を挙げ、心身のリフレッシュを図っている。

選手としての特徴

宮台の投球フォームはスリークォーターで、大学時代にはストレートの最速が150km/hに達し、プロ入り後には155km/hを記録したこともある。変化球としてはスライダーやチェンジアップを使い分けており、その多彩な投球スタイルが彼の個性となっている。

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