宮崎大学教育学部附属中学校

宮崎大学教育学部附属中学校

宮崎大学教育学部附属中学校は、宮崎県宮崎市花殿町に位置し、国立の中学校として教育の質の高さで知られています。本校は1999年から約17年ぶりに「宮崎大学教育学部附属中学校」の名称に戻り、宮崎大学教育学部に附属しています。県内で唯一の国立中学校であり、多くの生徒が進学するため、学力向上に励む環境が整っています。

入試と進学実績

入試は学力検査のみで行われ、過去の抽選方式は廃止されました。附属小学校からの進学者が多く、地域内には多くの才能ある生徒が集っています。特に、宮崎県立宮崎西高等学校の理数科においては約3分の1が本校出身者で占められています。加えて、宮崎県立宮崎大宮高等学校に進学する生徒も豊富であり、毎年約10～20名の生徒が県外の難関私立高校に合格・進学しています。主な進学先としては、ラ・サール高校、久留米大学附設高等学校、東大寺学園などが挙げられます。

教育特色

本校の教育方針は、生徒が自発的に考え行動することを重視しており、チャイムが鳴らないシステムになっています。これは生徒が自分のペースで行動し、責任感を育てるために設計されています。さらに、合唱部は学校創立時から続く伝統を持ち、全日本合唱コンクールやNHK全国学校音楽コンクールなど、数々の大会に出場しています。このため、校内ではクラス合唱が非常に活発であり、毎年11月に開催される文化祭「橘祭」では合唱コンクールが行われ、生徒たちが一致団結して成果を発揮します。

運動系部活動にも力を入れており、水泳、硬式テニス、陸上部などが高いレベルで活動しています。これらの部活動からは、毎年数名の生徒が九州大会や全国大会に出場しています。

沿革

この中学校は1947年に新制中学校として設立され、当初は「宮崎師範学校附属中学校」としてスタートしました。1949年には宮崎大学の発足に伴い、名称が「宮崎大学宮崎師範学校附属中学校」と改められ、1951年にさらに「宮崎大学学芸学部附属中学校」と変わりました。その後、1966年から現在の名称へと改称され、地域に根ざした教育機関として成長してきました。

著名な出身者

本校からは多くの著名人が巣立っており、歌手や俳優、政治家、学者など多岐にわたります。たとえば、歌手の浅香唯や俳優の堺雅人、元アナウンサーの河野景子などがその一例です。出身者たちはそれぞれの分野で活躍し、校の名声を高めています。

関連項目

本校は宮崎県中学校一覧や、宮崎大学教育学部附属小学校、幼稚園などと連携しており、地域教育の中心的な役割を果たしています。また、宮崎大学との強固なつながりが、教育の質向上に寄与しています。公式ホームページではより詳細な情報が発信されています。

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