小出広美

小出広美の軌跡

小出広美（こいで ひろみ）は、1966年3月3日生まれの愛知県出身の元アイドル歌手・ローカルタレントであり、また元グラビアアイドルとして知られています。中学生時代から名古屋の芸能事務所・巣山プロダクションに所属し、若い頃から芸能界でのキャリアを築き始めました。現在はブリーダーとして活動し、派遣社員としても仕事をしています。

芸能活動の始まり

彼女の芸能活動は津島女子高等学校1年生の時に「国際児童劇団」に入団したことからスタート。地元名古屋でタレントとして活動し、1981年にはCBCテレビの『ぱろぱろエブリデイ』に火曜日のアシスタントとして出演。これが彼女のキャリアを一気に押し上げ、キング[[レコード]]からスカウトされて東京へ進出します。

アイドル歌手デビュー

小出は『レッツゴーヤング』（NHK）内のグループ「サンデーズ」のメンバーとして参加し、1983年にはキング[[レコード]]から「タブー」で正式にアイドル歌手デビューを果たしました。その際のキャッチフレーズは「'83 誰もがKOIDE（恋で）狂いです」として、多くの注目を集めました。彼女の音楽スタイルは中森明菜にいわゆる“ポスト明菜”と言われ、特にその音楽性において多くの期待が寄せられました。しかし、サードシングル「水色の輝き」がリリースされた後、契約トラブルが発生し、1984年には歌手活動を事実上引退することとなります。

引退とその後

引退の理由として、中森明菜との契約に絡む噂も出ましたが、本人は契約上の問題であると説明しています。シングル「最近のム・ス・メ」は発売されることはなかったものの、業界ではサンプル盤が珍重されており、現在では高値で取引されています。その後はグラビア活動にシフトし、数冊の写真集やヘアヌード写真集をリリースしました。

水商売への転身

1987年からは水商売の世界にも進出し、高級クラブ「水芭蕉」のママを務め、名古屋にも支店をオープンしますが、こちらも突然閉店。45歳で水商売からは足を洗い、新たな道を模索しました。

復帰と現在の活動

2010年にはキング[[レコード]]からベスト盤が発売されるも、本人の意図に反しての企画だったため、厳しい抗議を行った後に販売中止となりました。彼女は2011年の東日本大震災を経て新たな人生を歩み始め、渡米して雑貨卸業に従事した後、再び日本に戻ります。

2016年にはTBSの『爆報! THE フライデー』に出演し、久しぶりに公の場に姿を現します。また、2020年には日本テレビ系の番組に登場し、アイドル衣装をオークションに出品した経緯を語りました。現在は「神真都Q」のメンバーとして反ワクチン運動に関与していることが知られています。さらに、2023年には自身の音楽キャリアを振り返るコンプリートアルバムを発表し、オリコンチャートで自己最高位を記録しました。

結論

小出広美はその波乱万丈なキャリアを経て、今も新たな挑戦を続ける女性です。彼女の歴史はアイドルという枠を超えて、様々な業界での経験が詰まっています。今後の活動にも注目が集まります。

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