小南満佑子

小南満佑子のプロフィールとキャリア

小南満佑子（こみなみ まゆこ）は、1996年8月10日生まれの日本の女優で、兵庫県神戸市東灘区に生まれ、その後西宮市で育ちました。彼女は兵庫県立西宮高等学校音楽科を卒業後、東京音楽大学の声楽専攻で学びました。現在はホリプロに所属しており、兄の小南竜平もミュージカル俳優として活動しています。

早期の興味と学び

小南は幼少期からダンスに魅了され、4歳の頃に家族と共に西宮市に移った後、夙川のスタジオでクラシックバレエやジャズダンス、タップダンスを学びました。特に、梅田コマ劇場で大地真央主演のミュージカル『マイ・フェア・レディ』を観た経験が、彼女の心に強い印象を残しました。彼女は小学4年生で新神戸の劇場に出演し、「全ての身体表現が詰まった華やかな世界」に引き込まれました。

そこで彼女は、音楽のスキルを高めるため、クラシック声楽を学ぶ決意をし、関西歌劇団のソプラノの先生から指導を受けるようになりました。西宮市立夙川小学校、同市立大社中学校を経て、兵庫県立西宮高等学校音楽科に進学し、更なる歌唱力の向上を目指しました。コンクールでの評価も高く、2014年には東京国際声楽コンクールで奨励賞、翌年にはジュリアード音楽院声楽オーディションで最優秀賞を受賞しました。

ミュージカルでの活動

高校生時代の2015年、彼女はミュージカル『レ・ミゼラブル』のオーディションに挑戦しました。コゼット役を志望した彼女は、当時高校生でありながらアンサンブルキャストとして最年少で合格。その後、2016年には『Endless SHOCK』のヒロイン、リカ役にも挑みました。

2017年には30周年記念の『レ・ミゼラブル』でコゼット役を務め、大学在学中に3年にわたって同作に出演しました。その他、『ポストマン』や『タイタニック』など著名なミュージカルにも参加し、特に2019年には『イノサンmusicale』でマリー・アントワネット役を演じるなど、舞台での存在感を増していきました。

2020年には、NHKの連続テレビ小説『エール』でテレビドラマデビューを果たし、主役のライバル役として圧巻の歌唱を披露し結果的に多くの注目を集めました。彼女はまた、音楽番組『うたコン』にも出演し、幅広いエンタメ活動を行っています。

人物像とプライベート

小南身長166cm、音域は広いですが、大学ではクラシック声楽を学びながらも、ジャンルの垣根を越えてミュージカルも歌い続けたいと抱負を持っています。趣味は神社仏閣巡りや映画鑑賞で、幼少期から廣田神社に参拝することが、彼女の日常に深く根付いています。また、英語に加えフランス語やイタリア語の修得にも努め、海外での活動を視野に入れています。

小南満佑子は、その驚くべき歌唱力や演技力を兼ね備え、今後の舞台や映像作品での活躍が期待される逸材として、ますます注目されています。

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