小宮和枝

小宮和枝のプロフィール

小宮和枝（こみやかずえ）は、1952年7月12日生まれの日本の女優、声優であり、東京都出身です。彼女はテアトル・エコーに所属し、アニメや洋画の吹き替えで広く知られています。代表作には『ハーイあっこです』のあっこや、『うる星やつら』のラン役、防衛大臣夫人を務めた『24 -TWENTY FOUR-』など多岐にわたる役柄があります。さらに、ウーピー・ゴールドバーグやキャシー・ベイツといった著名な洋画女優の吹き替えも手掛けており、その声に定評があります。

来歴

小宮は幼少期からアナウンサーを目指していました。しかし、東京放送児童劇団の合唱団のオーディションに合格し、ここから彼女の演技活動が始まります。小学校2年生で入団し、中学校3年生まで在団していたことが、彼女の声優活動への道しるべとなるのです。児童劇団を卒業後は、NHKの青少年部でファンレターの対応などのアルバイトをしていました。

その後、『新劇』という雑誌で井上ひさしの戯曲を見つけ、テアトル・エコーの公演を観ることに。そこから劇団に入団し、初舞台でパラスアテナ役を演じます。東京都立城南高等学校を卒業後、テアトル・エコー附属研究所などで学びました。

声優としてのキャリア

テアトル・エコーに所属すると、小宮は声優活動を本格化させます。彼女はアニメや洋画の吹き替えで多くの役をこなし、特に中年女性役や少年役など、幅広いキャラクターを演じています。その多彩な演技力が評価され、2021年には第15回声優アワード外国映画・ドラマ賞を受賞しました。

趣味と人物

小宮は多才な方で、趣味や特技も豊富です。ジャズダンスやヒップホップダンス、さらには三味線や日本舞踊、マラソンなど幅広い分野に興味を持ち、活動しています。彼女のモットーは「職場は楽しく」というもので、和やかな雰囲気を大切にしています。三歳年上の兄もおり、家族とのつながりも大事にしています。

出演作品

彼女の出演作は非常に多岐にわたり、1970年代から現在まで、数十年にわたり活躍を続けています。代表的なアニメ作品には、『ウル星やつら』や『いきなりダゴン』、『タッチ』シリーズ、さらには『鬼灯の冷徹』などがあります。洋画の吹き替えも多く、ウーピー・ゴールドバーグの吹き替えを手掛ける一方、ハリーポッターシリーズではドローレス・アンブリッジ役を担当しました。さらには、数々の劇場版アニメに出演し続け、様々な年代の観客から親しまれています。

結論

小宮和枝は、彼女自身の才能を様々な表現方法で活かし、演技者としてのキャリアを築いてきました。その多彩なスキルと幅広い作品への参加により、彼女は日本のエンターテインメント界で欠かせない存在となっています。彼女の今後の活躍が非常に楽しみです。

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