小島智子

小島智子：日本人初のNFLチアリーダーキャプテン

小島智子は、1978年大阪府出身のチアリーダーです。帝塚山学院中学校・高等学校を経て、立命館大学経済学部を卒業。身長163cm、血液型B型。

NFLチアリーダーとしての輝かしい経歴

小島智子は、日本人として初めてNFLのチアリーダーチームキャプテンを務めた人物です。2003年から2011年までの8シーズン、タンパベイ・バッカニアーズで活躍し、これは日本人最長記録となります。そのうち4シーズンは、チーム内で選ばれる選抜チームのメンバーにも選ばれました。

彼女は、NFLのプロモーション活動や米軍慰問活動にも積極的に参加し、日本、イギリス、グアム、ハワイ、韓国、エクアドル、ホンジュラス、キュラソー、オーストラリア、そしてアメリカ国内を飛び回りました。特に、2003年のアメリカンボウルを含め、バッカニアーズのチアリーダーとして3度日本を訪れています。

チアリーダーとしての原点と挑戦

高校時代に経験したホームステイ先で、サンディエゴ・チャージャーズのOBであるミドルスクールの副校長と出会い、初めてNFLのチアリーダーという存在を知りました。立命館大学入学と同時に応援団チアリーダー部に入部。バレエやバトン経験はなかったものの、4回生時には部長を務めました。大学卒業後は京都信用金庫に勤務しながら、Xリーグ所属の松下電工インパルスのチアリーダーとしても活躍しました。

2002年には、日本で行われたNFLチアリーダー公式オーディションに挑戦しましたが、サンフランシスコ・フォーティナイナーズのオーディションでは不合格となりました。しかし、諦めずに2003年に単身渡米し、タンパベイ・バッカニアーズのオーディションに見事合格。倍率16倍という難関を突破し、日本人初の同チームのチアリーダーとなりました。

スーパーボウルと国際的な舞台での活躍

2009年の第43回スーパーボウルが地元タンパで開催された際には、ホストシティチアリーダーとして数々のイベントに参加しました。同年7月には、バッカニアーズのチアリーダー仲間と共に沖縄県のキャンプ・キーザーに駐留するアメリカ海兵隊を訪問し、交流を深めました。

また、同年にはNFL International Series in Londonの舞台（バッカニアーズ対ペイトリオッツ）に日本人として初めて立ちました。この舞台では、イギリスのDJであるカルヴィン・ハリスとも共演しています。

チアリーダーとしての活動を支えたのは、ヤマハ発動機スポーツ振興財団のスポーツチャレンジ体験助成でした。現役時代には、バッカニアーズ・チアリーダーズとして年間300回以上にも及ぶチャリティー活動に参加し、地域社会に貢献しました。

キャプテンとしての重責と引退後の活動

現役最終シーズンとなる2010-2011シーズンには、日本人NFLチアリーダー史上初のチームキャプテンに抜擢されました。同時に、日本人NFLチアリーダーとして最長となる8シーズン連続合格という記録も更新しました。

2011年4月に現役を引退後は、テレビ出演や講演、チアクリニックなど、幅広い分野で活躍しています。現役時代の活動が認められ、第1回大阪マラソンのチャリティーランナーにも選ばれました。

チアダンスアカデミーの開校と後進の育成

2012年6月には、大阪・天満を拠点とするキッズチアダンス教室「Tomoko Kojima Cheerdance Academy」を開校。小島智子が提唱する「チアスピリット」（チームワーク、挨拶の大切さ、感謝の気持ち、思いやりの精神）を子ども達に伝え、地域密着型のチアダンスアカデミーとして展開しています。

2014年からは、阪神タイガースチアリーディングチームのスーパーアドバイザーに就任し、プロのチアリーダーの育成にも携わっています。

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