小林正夫

小林 正夫（こばやし まさお）

小林正夫氏は、1947年5月11日に東京都中野区で生まれた日本の政治家であり、国民民主党の顧問として活動しています。彼は、民社協会の顧問をも務めるなど、政治界における重要な役割を果たしてきました。彼はまた、参議院議員として3期務めた経験があり、厚生労働大臣政務官や参議院経済産業委員長など、さまざまな役職も担ってきました。

来歴

小林氏は、1966年に東京都立世田谷工業高等学校の電気科を卒業後、東京電力に入社しました。初期の4年間で東京電力労働組合の役員に就任し、その後組合専従として活動を開始しました。1989年には連合東京政策局長に就任し、1997年からは東電労組中央書記長として、1999年からは中央副執行委員長の職を歴任しました。さらに、2002年には全国電力関連産業労働組合総連合の副会長に就任し、労働問題に深い関与を持つようになりました。

小林氏が政治の世界に足を踏み入れたのは、2004年の第20回参議院議員通常選挙で民主党公認で出馬し、党内最多の30万票を獲得して初当選したことを契機としています。2010年にも再選を果たし、その後、厚生労働委員長や特別委員長として重要な役割を遂行しました。2011年9月には、菅直人第1次改造内閣において厚生労働大臣政務官（労働、子育て担当）に任命され、菅直人第2次改造内閣でもその職務を全うしました。

2016年に行われた第24回参議院議員通常選挙で再選され、同年には参議院経済産業委員長に就任しました。その後、2017年10月には民進党の代表選において前原誠司の辞任を受けて推薦人に名を連ねるなど、党内部での重要な役割を担っていました。

2018年には、高木義明氏の後任として民社協会会長に就任し、5月には新たに結成された国民民主党に参加、副代表に就任しました。国民民主党では、総務会長として党の運営にも関与し続けました。2020年9月には新「国民民主党」に加わり、議会での会長選挙に立候補し、特段の対抗馬がなかったことから就任が承認されました。

2022年7月の第26回参議院議員通常選挙には参加せず、3期18年にわたる政治活動を終えました。引退後には、国土交通省から旭日重光章を受章し、同年8月に国民民主党の顧問に就任しました。2023年5月には民社協会会長を退任し、顧問の立場にとどまりました。

現在、議員時代には茨城県に在住していたものの、引退後は妻の実家がある東京都練馬区に転居し、地域活動にも積極的に関与しながら、2024年4月からは武蔵大学の特別履修生として学ぶ予定です。

政策・主張

小林氏は原子力発電に関して肯定的な立場を取っており、関連する労働組合からの支援を受けていました。福島第一原子力発電所の事故以降も原発存続を目指し活動しており、党内でのエネルギー政策についても強い意見を持ち続けていました。

彼の意見は、連合や電力総連からの支援を背景にしたもので、2030年原発ゼロの方針には反対の立場を示していました。原子力発電は経済や社会において重要な役割を果たすとの信念を持ち続け、地域の利益を考慮した上での政策提言を行っていました。

役職

小林氏は様々な役職を歴任しました。内閣府特命担当大臣や参議院国会対策委員長代理など、国会における重要なポジションを占めていました。特に、厚生労働大臣政務官や経済産業委員長としては、国民の生活に直結する問題に取り組み、政治的影響力を持った人物とされています。

関連項目

• - 国民民主党国会議員一覧

外部リンク

• - 参議院議員 小林正夫
• - 小林正夫オフィシャルブログ
• - 小林正夫 Facebook

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