小枝守

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小枝 守について

小枝 守（こえだ まもる、1951年7月29日 - 2019年1月21日）は、日本の高校野球指導者として知られています。東京都に生まれた彼は、日本大学第三高等学校及び拓殖大学紅陵高等学校の野球部監督を歴任しました。その功績は、選手たちの成長を促す指導と共に、多くの甲子園出場を果たすことにあります。

教育とキャリアの始まり

小枝は日本大学第三高等学校を卒業後、1974年に日本大学文理学部を卒業しました。その後、1976年から1981年まで日本大学第三高等学校野球部の監督を務め、彼の指導のもとでチームは甲子園にも出場しました。

拓殖大学紅陵高等学校の監督としての活躍

1982年より拓殖大学紅陵高等学校の監督に就任すると、彼はチームを春夏合わせて9回甲子園出場へと導きました。特に1992年の夏の甲子園では、智弁和歌山、佐世保実業、池田、尽誠学園に勝利し、決勝では西日本短大付に接戦の末、準優勝を達成しました。この大会では、初戦から準決勝まで4人の異なる投手が勝ち投手となるという歴史的な快挙を達成しました。

監督としての退任と国際大会への関与

小枝は2014年4月26日に自身の退任を公表し、同年の夏の大会をもって監督を辞任しました。しかし、彼の野球界への貢献は続き、2016年4月27日には侍ジャパンU-18代表の監督に就任し、2017年にはカナダで開催されるWBSC U-18ワールドカップに出場しました。

プロ野球選手への道

小枝が指導した選手の中には、オリックス・ブルーウェーブや横浜ベイスターズで活躍した小川博文をはじめとし、ヤクルトスワローズの飯田哲也、千葉ロッテマリーンズの佐藤幸彦、日本ハムファイターズの高橋憲幸など、多くのプロ野球選手が含まれています。特に彼の指導を受けた選手たちは、プロとしても大きな成功を収めました。

著作活動

小枝は指導者としての経験をもとに、2018年には著書『球児に響く言葉力』を出版しました。これは、多くの選手に対して励ましや指導を行う中で培った彼の言葉や理念が詰まった一冊です。

最期とその後

小枝は2019年1月21日に肝細胞癌により、67歳の若さでこの世を去りました。彼の教育や人柄は、今なお多くの選手や指導者に影響を与え続けています。

母校や彼が培ったチームの歴史は、これからも多くの人に引き継がれていくことでしょう。

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