小金井駅

小金井駅について

概要

小金井駅（こがねいえき）は、栃木県下野市の小金井に位置する東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅で、東北本線に属しています。通称「宇都宮線」に分類されており、上野駅発着の列車や新宿駅経由で横須賀線へ直通する湘南新宿ライン、さらに上野・東京を経由して東海道線まで直結する上野東京ラインが発着します。この駅は、首都圏の年末年始の終夜運転の際に多くの列車が設定されることでも知られています。駅の北側には小山車両センターがあり、ここから出発する列車も多く設定されています。

歴史

小金井駅は、1893年3月25日に日本鉄道の駅として開業しました。その後、1906年に国有化され、1909年には東北本線の一部として正式に位置づけられました。1945年7月28日、第二次世界大戦中に米軍機による空襲が発生し、駅周辺で多くの人命が奪われました。この悲劇を追悼するモニュメント「平和の礎」が駅の西口に設けられています。

時間が経つにつれ、駅舎はいくつかの改築を経て、1978年には貨物取扱が廃止されました。1987年の国鉄の分割民営化を経て、今のJR東日本の駅となり、2000年からは自動改札機が設置され、2001年にはICカードのSuicaが導入されるなど、時代の流れに合わせた整備が進められてきました。

駅構造

小金井駅は、島式ホームを2面、4線を持つ誘導駅で、橋上に位置する駅舎が特徴です。駅は直営のため、駅長や助役が常駐しており、自動券売機や多機能券売機、トイレ、エレベーターなどの設備が整っています。これに加えて、指定席券売機やSuica対応の自動改札機も設置されています。

のりば

湘南新宿ラインの列車は横須賀線への直通があり、上野方面からの列車の多くはここで折り返します。かつては日中の列車も多くがこの駅で折り返し運行を行っていましたが、2010年のダイヤ改正以降、ほとんどの列車が宇都宮駅まで延長されるようになりました。現在は、黒磯駅との直通列車はなくなり、ほとんどのサービスが宇都宮駅への運行に集中しています。

駅周辺

小金井駅の北側には小山車両センターがあり、これに関連する多くの列車の発着が行われます。また、周辺には地域密着の路線バス「おーバス」が運行され、地域住民の移動手段として利用されています。

小金井駅は、公共交通の中心として、地域社会に深い根ざしを持っています。今後も利用者の利便性が高い駅として、さらなる発展が期待されるでしょう。

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