山下亜文

山下 亜文（やました あもん）の概要

山下亜文（やました あもん）は、1996年4月5日に石川県加賀市で生まれた元プロ野球選手です。彼は投手や外野手としてプレーした経験を持ち、NPB（日本プロ野球機構）では育成選手としての道を歩んできました。

経歴

プロ入り前

山下は小学校1年生の時に「片山津少年野球クラブ」で野球を始め、次第に技術を磨いていきました。4年生の時には「金沢リトルリーグ」に加入し、中学校では「小松加賀リトルシニア」に所属しました。このように早い段階から本格的に野球に取り組んでいたことが、後のプロ入りに繋がります。

高校時代の小松大谷高校では、3年生の夏に行われた石川県大会で先発登板し、7回までわずか2失点という素晴らしいピッチングを見せました。さらに、彼は打席でも貢献し、適時三塁打を放つなどの活躍を果たします。しかし、甲子園出場がかかった決勝戦では、最終的にチームは9点差から逆転負けを喫し悔しい思いをしました。

ソフトバンク時代

2014年10月、プロ野球ドラフトで福岡ソフトバンクホークスに育成選手として指名され、契約を結びました。入団後の3年間は支配下選手への昇格はありませんでしたが、主に三軍の試合に出場しながら実践経験を積んでいきました。しかし、2017年10月に自由契約となり、次のステップを模索することになります。

2017年11月には、アジアウインターベースボールリーグにNPBウエスタン選抜として参加する機会が与えられました。2018年には、球団から戦力外通告を受け、育成選手の名簿から外されることになりました。その後、トライアウトを受け、読売ジャイアンツに合格する運びとなります。

巨人時代

巨人に入団したものの、山下は支配下登録選手になることはありませんでした。2019年には再び戦力外通告を受け、自由契約となります。彼のプロ野球選手としてのキャリアは、順調なものではありませんでしたが、多くの経験を積むことができたと言えるでしょう。

社会人野球時代

2020年からは沖縄県の社会人野球チーム、「シンバネットワークアーマンズベースボールクラブ」に所属し、先発投手として都市対抗大会進出に貢献しました。2021年からは外野手に転向し、ポジションを変えることで新たな挑戦を続けましたが、2022年限りで退団することとなりました。

選手としての特徴

高校時代には最高143km/hのストレートを投げた山下の持ち球にはスライダー、カーブ、チェンジアップがあり、マルチな投手としての資質が評価されていました。プロとしてのキャリアは短かったものの、彼の野球人生は多系列の経験が詰まったものでした。

詳細情報

• - 年度別投手成績: 一軍公式戦出場なし
• - 背番号: 128（2015年 - 2018年）、024（2019年）
• - 代表歴: 2017アジアウインターベースボールリーグ：NPBウエスタン選抜

山下亜文選手は、プロ入りから様々な経験を重ね、多くの成長を遂げた選手でした。彼の今後の活動にも注目が集まることでしょう。

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