山原義人

山原義人

山原義人（やまはら よしと、1963年6月24日 - ）は、日本の男性漫画家。沖縄県那覇市出身。代表作は、中国の歴史を舞台にした壮大な物語「龍狼伝」シリーズ。

来歴

1963年6月24日、沖縄県那覇市に生まれる。幼少期から手塚治虫の漫画に強い影響を受け、漫画家を志す。大学卒業後、上京し、漫画家・長岡ひろしの下でアシスタントとして技術を磨く。

1992年、『月刊少年マガジン』（講談社）のチャレンジ大賞に入選。翌1993年、同誌にて「龍狼伝」でデビューを飾る。「龍狼伝」は、三国志の時代にタイムスリップした少年が主人公の歴史ファンタジーで、緻密な時代考証と迫力ある戦闘シーンで人気を博した。2007年からは「龍狼伝 中原繚乱編」とタイトルを改め、物語は新たな展開を見せる。2016年8月号からは「龍狼伝 王霸立国編」として、更なるスケールで連載が継続されている。

1997年、「龍狼伝」は第21回講談社漫画賞少年部門を受賞。長年にわたる業績が評価された。

2010年2月、脳出血により入院。「龍狼伝 中原繚乱編」の連載を一時休止するが、同年5月号から連載に復帰を果たした。

訴訟

2020年6月、ジャーナリストの伊藤詩織が、イラストレーターのはすみとしこと、リツイートした人物を名誉毀損で提訴した事件に関わる。はすみとしこが、伊藤詩織を揶揄する風刺画をTwitterに投稿し、山原義人はその投稿をリツイートしたことが、名誉毀損にあたるとして訴えられた。

2021年11月30日、東京地裁は、はすみとしこと山原義人らの名誉毀損を認め、山原義人はリツイートした他の人物と共に11万円の賠償を命じられた。はすみ側は判決を不服として控訴したが、2022年11月10日、東京高裁は控訴を棄却した。

その他

歴史漫画への造詣が深く、「龍狼伝」以外にも歴史を題材とした作品を手がけている。
セガのトレーディングカードゲーム「三国志大戦」シリーズに、イラストレーターとして参加している。

外部リンク

* 山原義人 (@nqh56495) - X（旧Twitter）

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