山城駅

山城駅について

山城駅（やまじょうえき）は、三重県四日市市の山城町に位置する、三岐鉄道三岐線の駅です。この駅はナンバリングがS05となっており、地域内の大切な交通の要所としての役割を果たしています。

歴史

山城駅の開業日は、1931年7月23日であり、長い歴史を持つ駅です。この地は、地域住民にとって重要な交通手段を提供してきました。しかし、2014年4月には不審火と見られる火災が発生し、駅舎の一部が焼失しました。この火災によって、休憩室やトイレなど約50平方メートルが被害を受け、復旧作業が行われました。

駅の構造

当駅の構造はシンプルですが、利便性があります。島式ホームが1面2線あり、駅舎とホームは構内の踏切で結ばれています。利用者は、比較的スムーズに行き来することができるようになっています。しかし、案内上のホーム番号は割り当てられていないため、利用者は注意が必要です。

利用状況

「三重県統計書」によると、山城駅の1日あたりの平均乗車人員は安定しています。駅の利用者は、地域住民を中心に様々な目的で訪れるため、通勤や通学のニーズを満たすことが求められています。

駅周辺の交通

山城駅前には「山城駅前」停留所があり、複数のバス路線が通っています。主なバス路線には、三岐鉄道バスの山之一色線や、JR四日市駅前行きの路線、イオンモール東員線、四日市市の自主運行バスが含まれます。これにより、駅周辺からのアクセスも容易で、利用者は多方面へスムーズに移動できます。

かつては駅前にバス車庫があり、広めのスペースが確保されていました。しかし、現在はそのバス車庫はJR富田駅に移転し、駅前の土地は鉄道利用者の駐車場として利用されています。また、バス・鉄道利用者向けに空調付きの待合室も設置されていますが、この待合室は駅の営業時間に限定され、時間外には施錠されます。

現在も折り返しバスが停車するスペースが確保されており、駅舎の東側にはバス運転手専用の休憩スペースも設けられています。かつてはここにバス乗務員用の寝室があり、布団が積まれているのが見られた時代もありました。バスはJR富田駅の自動車部車庫から運行されており、山城駅での夜間のバス停泊は行われていません。

かつては近鉄富田駅発の列車到着に合わせて、大半のバスが接続されていましたが、現在は早朝や夜遅くには無人駅となり、鉄道とバスの接続は考慮されていません。

山城駅では、三岐鉄道を利用する人々に対して、特別な乗継割引が提供されており、周辺の移動をさらに便利にしています。かつてはバス車内にその情報が掲示されていましたが、最近では利用するバス車両によって情報が見えなくなることもあります。

隣の駅

山城駅の隣の駅は、三岐線の暁学園前駅（S04）と保々駅（S06）です。これらの駅の存在も、地域の交通の利便性を高めています。

まとめ

山城駅は、その歴史、構造、そして周辺の交通インフラを通じて地域に根ざした存在です。これからも多くの人々に利用され、愛され続けることでしょう。

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