山本浩樹

山本浩樹

山本浩樹（やまもと ひろき、1962年 - ）は、日本の歴史学者。専門は日本近世史であり、龍谷大学文学部歴史学科日本史学専攻の教授を務めています。

略歴

1962年、岐阜県に生まれる。
1986年3月、広島大学大学院文学研究科博士課程前期を修了。
1990年11月から2013年3月まで、岐阜工業高等専門学校に勤務。
2013年4月より龍谷大学に勤務し、現在に至る。
2024年11月13日、龍谷大学文学研究科長に選出。任期は2025年4月1日から2027年3月31日まで。

職歴

1990年11月 - 1994年6月：岐阜工業高等専門学校 講師
1994年7月 - 2007年3月：岐阜工業高等専門学校 助教授
2007年4月 - 2013年3月：岐阜工業高等専門学校 一般科目 教授
2013年4月 - 2015年3月：龍谷大学文学部歴史学科日本史学専攻 准教授
2015年4月 - 現在：龍谷大学文学部歴史学科日本史学専攻 教授

所属学会

中世史研究会
芸備地方史研究会
日本歴史学会
広島史学研究会（2002年に県外評議員）
織豊期研究会
龍谷史学会
龍谷大学日本史学研究会

研究内容

山本浩樹氏の研究は、戦国時代から織豊期にかけての地域社会に着目し、戦争が社会に与えた影響を詳細に分析している点が特徴です。特に、西国地域（現在の中国地方）における戦国大名や国衆の動向、合戦と民衆の関係、そして地域間の「境目」における社会のあり方について、史料を丁寧に読み解きながら、多角的な視点から考察を加えています。

主要な研究テーマ

戦国大名領国における合戦と民衆: 戦国時代の合戦が地域社会にどのような影響を与えたのか、民衆の視点から分析。
織田・毛利戦争: 中国地方における織田信長と毛利氏の抗争が、地域社会や政治動向に与えた影響を研究。
境目地域の社会: 戦国大名間の勢力争いの場となった「境目」地域における社会のあり方や民衆の生活を解明。
石田三成: 関ヶ原の戦いを研究。

著書

単著

『戦争の日本史12 西国の戦国合戦』（吉川弘文館、2007年）

分担執筆

『愛知県史 資料編11 織豊1』（愛知県史編さん委員会 編、愛知県、2003年）
『愛知県史 資料編12 織豊2』（愛知県史編さん委員会 編、愛知県、2007年）
『愛知県史 資料編13 織豊3』（愛知県史編さん委員会 編、愛知県、2011年）
『愛知県史 資料編14 中世・織豊』（愛知県史編さん委員会 編、愛知県、2014年）
『愛知県史 通史編3 中世2・織豊』（愛知県史編さん委員会 編、愛知県、2018年）
『企画展図録 山陰の戦乱―月山富田城の時代―』（島根県立古代出雲歴史博物館 編、島根県立古代出雲歴史博物館、2024年）

論文

多数の学術論文を発表。

研究プロジェクト

室町末・戦国期における地域社会の変動と民衆動向
近世成立期の大規模戦争と幕藩体制―占領・国分・仕置の視点から―
戦国期西国における大規模戦争と領国支配

講座・講演会

各地で講演会やシンポジウムに登壇し、研究成果を広く社会に発信しています。

シンポジウム「まにわの山城と戦国時代」講演「織田・毛利戦争と美作国」（2012年）
龍谷大学講演「織田・毛利の戦争とその時代　戦国史の虚像と実像」（2014年）
京都を学ぶセミナー【丹波編】第2回「明智光秀の丹波支配」（2018年）
岐阜関ケ原古戦場記念館講演会「関ケ原合戦と美濃・尾張」（2024年）

外部リンク

KAKEN 科学研究費助成事業データベース - 山本浩樹
J-GLOBAL - 山本浩樹
researchmap - 山本浩樹
* 龍谷大学文学部 教員・スタッフ紹介 - 山本浩樹

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