山根ことみ

山根ことみについて

山根ことみ（やまね ことみ）は、1998年3月9日生まれの日本将棋連盟に所属する女流棋士です。彼女の女流棋士番号は49であり、師匠は野田敬三七段です。愛媛県松山市で生まれ育ち、新田高等学校を卒業後、将棋界でのキャリアを築きました。現在、山根は将棋棋士の本田奎と結婚しています。

将棋への道のり

山根は、小学4年生の2007年に将棋を本格的に始めました。その後、地元の松山将棋センターで技術を磨き、5年生の時には文部科学大臣杯第4回小・中学校将棋団体戦で全国優勝を果たしました。彼女の活躍はここから始まり、2008年には愛媛県大会、西日本大会、全国決勝大会と立て続けに優勝し、その実力を示しました。特に文部科学大臣杯小学校将棋団体戦では、全国決勝大会においては他の対局を全て勝利し、注目を集めました。

中学に進んでからも、彼女は全国中学生選抜将棋選手権大会女子の部において、2連覇を果たし、その後も数々の大会で優勝や準優勝を経験します。2013年には関西研修会に入会し、将棋界に本格的に参入しました。

女流棋士としての成績

2013年10月、山根は公式に女流棋士としてのキャリアをスタートさせました。初対局は女流名人戦で、白星でデビューを飾りました。その後は、数々の大会で活躍し、2014年には急速に昇級を果たしました。特に女流王座戦での活躍が目立ち、2019年にはYAMADA女流チャレンジ杯で優勝し、その実力を確かなものとしました。

2021年には女流王位戦で挑戦者決定戦に進出し、里見香奈女流王位への挑戦権を手にしましたが、結果はストレート負けに終わりました。2023年11月には女流三段に昇級し、彼女の将棋界での地位をさらに高めました。

棋風と人物

山根はアマチュア時代から数年の間は振り飛車を使用していましたが、最近では居飛車も取り入れた戦型に進化しています。このようにして彼女は将棋スタイルを多様化させ、対局における対応力を高めています。

私生活においては、山根は2023年4月22日に将棋棋士の本田奎と結婚しました。入籍後も山根の名義で活動を続けており、彼女のプロとしての姿勢が伺えます。

主な成績

山根の主な成績としては、2021年に女流王位に挑戦したことが挙げられます。また、将棋大賞では2020年度に優秀女流棋士賞を受賞しており、彼女の実力が広く認められています。至る所で実績を残し続ける山根ことみは、これからの将棋界においても注目される存在と言えるでしょう。

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