山田章仁

山田章仁：華麗なるラグビー人生と挑戦の軌跡

山田章仁選手は、1985年7月26日、福岡県北九州市に生まれました。5歳からラグビーを始め、類まれな才能を発揮し、日本を代表するトッププレイヤーへと成長を遂げました。

ラグビーへの情熱：高校から代表へ

YMCAラグビースクール、鞘ヶ谷ラグビースクールを経て、福岡県立小倉高校へ進学。高校1年生からレギュラーとして活躍し、U17日本代表にも選ばれるなど、早くからその才能を周囲に認められました。慶應義塾大学総合政策学部へ進学後もその活躍は続き、大学1年生から試合に出場。U19日本代表にも選出され、将来を嘱望される選手として頭角を現しました。

大学2年の夏にはオーストラリアへ留学。現地のレベルの高い環境で経験を積み、帰国後のU23日本代表選出へと繋がりました。大学選手権では準優勝という輝かしい実績を残し、大学時代を締めくくりました。

プロとしてのキャリア：トップリーグから世界へ

2008年、ホンダヒートとプロ契約を結び、本格的なプロとしてのキャリアをスタートさせます。同年には日仏150周年記念試合となる日本選抜とフランス大学選抜の試合にウイングとして出場。その後、パナソニック ワイルドナイツ（旧：三洋電機ワイルドナイツ）に移籍し、トップリーグで活躍しました。

山田選手の才能はラグビーのみに留まりませんでした。2012年には、アメリカンフットボール・Xリーグ、ノジマ相模原ライズに所属。NFL経験者でもプロ契約が認められていないリーグでアマチュア契約ながら、RBとして、そしてスペシャルチームのリターナーとしてプレーしました。この挑戦は、彼の並外れたアスリートとしての能力と、新たな可能性に挑戦する姿勢を示すものです。

トップリーグでは、2012-13シーズンに開幕7戦連続トライという新記録を達成するなど、圧倒的な活躍を見せました。その活躍が認められ、日本代表に選出。2013年11月15日のロシア戦で代表デビューを飾りました。

2015年にはラグビーワールドカップ2015日本代表に選出され、サモア戦ではワールドカップ初トライを挙げるなど、世界の舞台で活躍しました。その後もNTTコミュニケーションズシャイニングアークス、リヨンOU（フランス）、シアトル・シーウルブズ（アメリカ）と、国内外で活躍の場を広げました。

2018年にはトップリーグ通算100試合出場を達成。2022年には、九州電力キューデンヴォルテクスに加入し、現在もプレーを続けています。

多彩な才能と人間性

山田選手は、競技者としての高い能力だけでなく、その人間性も高く評価されています。パナソニック時代のチームメイト、児玉健太郎選手は、同じラグビースクール、高校、大学の後輩であり、その関係性からも彼の温かい人柄が伺えます。また、モデルの山田ローラ氏と結婚し、家族を築いていることからも、彼の私生活における充実ぶりがうかがえます。

さらに、彼は数々のCMやテレビ番組に出演するなど、多方面で活躍。多様な才能と魅力を放つ存在です。

受賞歴

数々の輝かしい受賞歴も、彼の卓越した能力を物語っています。

2010-11プレーオフトーナメントMVP ベストフィフティーン
2012-13最多トライゲッター ベストフィフティーン
2013-14プレーオフトーナメントMVP ベストフィフティーン
2014-15プレーオフトーナメントMVP ベストフィフティーン
* 2017-18最多トライゲッター ベストフィフティーン

終わりに

山田章仁選手は、卓越した才能、たゆまぬ努力、そして何事にも挑戦する姿勢で、ラグビー界のみならず、多くの人の心を掴んできました。彼の今後の活躍からも目が離せません。

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