岐阜県博物館

岐阜県博物館の概要

岐阜県博物館は、岐阜県関市に位置する県営の博物館で、岐阜県百年公園内にあります。1971年に岐阜県置県100周年事業として建設が決定し、1976年に開館しました。この博物館は、地域の自然や歴史、文化を広く紹介し、学びの場となることを目的としています。

建物構成について

館内は本館とマイ・ミュージアム棟という2つの建物から成り立っています。本館は3階建てで、自然展示室や人文展示室、特別展示室、企画展示室など多様な施設があります。また、図書資料室や「みんなの部屋」といったスペースも設けられています。一方、マイ・ミュージアム棟には、マイミュージアムギャラリーやけんぱくホールがあります。

両館は3階で渡り廊下でつながっており、便利に行き来できる設計になっています。さらに、学びや交流を促進するための施設として、自然観察の小道や旧徳山村民家なども整備されています。

バリアフリー対応

博物館入り口付近には急な坂道があり、初めは高齢者や障害者にとって不便でした。しかし、2002年に無料のスロープカーが導入され、これにより全ての来館者が安心して入館できるよう配慮されています。スロープカーは「らくらく号」という愛称で親しまれています。

展示と特徴

博物館内で展示されている内容は多岐にわたります。本館の自然展示室では地域の自然を紹介し、変わりゆく四季の様子を体験できる設備が整っています。また、人文展示室では地域の歴史や文化についての情報が得られ、特別展示室や企画展示室ではさまざまなテーマの展覧会が開催されています。

マイ・ミュージアム棟は1995年に開館し、さらなる学びを提供する拠点となっています。ここでは、特別なイベントや展示も行われており、地域密着の活動が展開されています。

旧徳山村民家

併設されている旧徳山村民家は、幕末から明治初期にかけて建てられた貴重な歴史的建物です。この民家は、地域の生活様式を伝えるために整備され、さまざまな民具やその展示も行っています。建物は2018年に国登録有形文化財に指定され、内部の整備が進んでおり、2024年には公開再開が予定されています。

アクセスと施設情報

岐阜県博物館は公共交通機関や自動車でアクセス可能です。周辺にはバス停もあり、岐阜駅や名鉄岐阜駅から循環バスが運行しています。自動車の場合、東海北陸自動車道の関ICからアクセスすることができ、駐車場も用意されています。

開館時間と料金

• - 本館

- 開館時間: 午前9時から午後4時30分（11月から3月は午前9時30分から）
- 入館料: 大人340円、大学生110円、小中高生は無料

• - 旧宮川家住宅

- 開館時間: 午前9時から午後4時
- 入館料: 無料

岐阜県博物館は、地域の歴史や文化を理解し、楽しむための場として、多くの方々に親しまれています。また、子供から大人まで楽しめる展示も多いため、家族で訪れるにもおすすめです。

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