岡山大学病院

岡山大学病院について

岡山大学病院（おかやまだいがくびょういん）は、岡山県岡山市北区に位置する国立大学法人岡山大学の附属病院です。この病院は855床の病床を有し、地域医療の中心的存在として多くの患者に医療サービスを提供しています。2014年には、医科外来に462,336名、歯科外来に162,438名が訪れ、医科入院が244,513名、歯科入院が6,709名となりました。

特徴

岡山大学病院は、岡山市の中心に位置しており、特定機能病院として地域医療を支える役割を担っています。倉敷市にある川崎医科大学附属病院と共に、地域医療の中心として機能しており、医科系、歯科系の多様な診療を提供しています。また、かつては鳥取県東伯郡三朝町に岡山大学病院三朝医療センターがあり、温泉療法を取り入れた地域密着型の医療にも力を入れていました。

医科系の診療科目は非常に幅広く、臓器移植法に基づく指定を受けているため、脳死移植も行われています。歯科系では、口腔インプラントや顎関節症、審美歯科、特殊義歯といった専門外来も設けられ、医科との連携を強化しています。さらに、岡山大学の医学部及び歯学部の臨床学習の場でもあり、研修医の指導を行う専門医も多く在籍しています。病院はISO9001やISO15189を取得しており、質の高い医療を提供するための体制が整っています。

沿革

岡山大学病院の歴史は1870年6月に「岡山藩医学館大病院」として始まり、以来、増設や統合が繰り返されてきました。2003年には医学部附属病院と歯学部附属病院が統合され「岡山大学医学部・歯学部附属病院」となり、2007年には現在の名称に改められました。

年表

• - 1870年（明治3年）：第一の病院として「岡山藩医学館大病院」を開設。
• - 1873年（明治6年）：岡山県病院に改称。
• - 1921年（大正10年）：現在地に新築移転し、文部省に移管。
• - 1949年（昭和24年）：岡山大学の発足に伴い、「岡山大学医学部附属病院」に改称。
• - 2003年（平成15年）：医学部および歯学部附属病院が統合。
• - 2013年（平成25年）：総合診療棟が完成。

診療科目

岡山大学病院では、広範な医療サービスが提供されています。医科系の診療には、総合診療内科、腫瘍内科、呼吸器内科など15科目以上があり、歯科系では虫歯治療、歯周病治療、矯正など多岐にわたります。また、専門外来や先進医療も整備されており、最新の医療技術が利用可能です。

アクセス

交通面では、岡山駅東口バスターミナルからの路線バスやタクシー、路面電車が利用でき、利便性が高い場所に位置しています。

結論

岡山大学病院は、地域医療の中心として多様な診療を提供し、高い医療品質を追求しています。長い歴史を持ち、現代の医療ニーズに応じたサービスを展開しているこの病院は、今後も地域の健康維持に貢献していくことでしょう。

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