岡山県立大学

岡山県立大学の概要

岡山県立大学（おかやまけんりつだいがく、英: Okayama Prefectural University）は、日本の岡山県総社市に本部を置く公立大学であり、1993年に設立されました。設立当初から多様な学部構成を持ち、現在では学部生1654人と大学院生186人が在籍しています。

沿革

岡山県立大学は、以前岡山市にあった岡山県立短期大学を移転させ、4年制の大学へと成長しました。次のような歴史があります。

• - 1993年：大学が設立され、保健福祉学部、情報工学部、デザイン学部、短期大学部が設置されました。
• - 1997年：大学院修士課程が開設され、保健福祉学研究科と情報系工学研究科が新設されました。
• - 1998年：デザイン学研究科もマスターコースに加えられました。
• - 1999年：情報系工学研究科の博士課程が設立。
• - 2003年：保健福祉学研究科が博士課程に追加されました。
• - 2006年：短期大学部を廃止し、2007年には公立大学法人へと移行しました。
• - 2008年：総社市と包括的な協定を締結し、地域連携に力を入れています。

学部と学科

岡山県立大学には三つの主要な学部があり、それぞれに多彩な学科が存在しています。

保健福祉学部

• - 看護学科
• - 栄養学科
• - 現代福祉学科
• - 子ども学科

情報工学部

• - 情報通信工学科
• - 情報システム工学科
• - 人間情報工学科（2015年新設）

デザイン学部

• - ビジュアルデザイン学科
• - 工芸工業デザイン学科
• - 建築学科（2021年新設）

大学院

各学部には修士および博士過程が設置されており、それぞれ専門的な知識と技術の習得を目指しています。

• - 保健福祉学研究科：看護学専攻、栄養学専攻などがあり、博士前期課程と後期課程があります。
• - 情報系工学研究科：システム工学専攻は博士前期と後期が整っており、研究を通じて実践的なスキルを持つ技術者を育成しています。
• - デザイン学研究科：修士課程内にはデザイン工学専攻と造形デザイン学専攻が設けられています。

付属施設・機関

岡山県立大学は多くの附属施設を有しており、教育や支援活動に寄与しています。代表的な施設は次の通りです。

• - 附属図書館
• - 地域共同研究機構
• - 教育開発センター
• - キャリア・学生生活支援センター

学生生活

勉学以外にも、岡山県立大学は学生生活を充実させるための多様なイベントを実施しています。例えば、毎年11月上旬には「県大祭」と呼ばれる学園祭が行われ、学生の活動や地域の文化を楽しむ機会となっています。

語学研修と国際交流

大学は夏季休暇を利用した語学文化研修を行っており、英国やオーストラリア、韓国などの大学との交流も行っています。様々な国の大学と連携し、互いの文化を学びあっています。

アクセス

岡山県立大学へのアクセスは良好で、多数の公共交通機関や車での来校が可能です。例えば、桃太郎線の服部駅からは徒歩で3分、車なら伯備線の総社駅から8分で到着します。また、岡山自動車道からも近く、アクセスしやすい立地です。

岡山県立大学は、地域社会との関わりを大切にしつつ、多様な学びを提供することで、学生の成長をサポートしています。

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