岩崎こよみ

岩崎こよみ：女子バレーボールの実力者

岩崎こよみ（いわさき こよみ）は、1989年5月1日生まれの日本の女子バレーボール選手で、旧姓は冨永（とみなが）です。地元のバレーボールチームで基礎を学び、成長していく彼女のスポーツ人生は、多くの人々に感動を与えています。

来歴とキャリアのスタート

岩崎は、2人姉妹の次女として育ちました。小学3年生のとき、姉の影響でバレーボールを始めました。下北沢成徳高等学校では、全日本ジュニア代表に選出され、アジアジュニア選手権や世界ジュニア選手権で活躍しました。この経験が、彼女のさらなる成長につながりました。2008年、パイオニアレッドウィングスに入団し、2009年には全日本女子代表に選ばれました。国際大会にも参加し、才能を発揮していきました。

権威ある試合での活躍

2011年にはパイオニアレッドウィングスの副主将に就任し、2012年にはコートキャプテンに昇進しましたが、同年12月、岡山シーガルズ戦でのアキレス腱の断裂により、長期の離脱を余儀なくされました。しかし、彼女は2013年の全国大会で復帰し、12年ぶりの優勝に貢献しました。セッターである彼女は、その高身長を活かしてライトアタッカーとしても活躍し、試合の流れを変える力を持っています。

2014年、パイオニアが廃部となり、岩崎は上尾メディックスに移籍しました。移籍後も彼女のプレーは冴え渡り、2017年には中田久美体制の全日本代表に選ばれるまでになりました。ブラジルとの試合では、バックアタックを駆使し、勝利を手にしました。これは30年ぶりとなる日本チームの快挙とされ、真の実力者としての地位を確立しました。

海外挑戦と復帰

さらに、2018/19シーズンにはイタリアのラルディーニ・フィロットラーノに期限付き移籍し、海外の舞台でもその能力を試しました。2019年には再び日本代表に選出され、2020年には第一子の妊娠を発表。その後、2021年の出産を経て育児と競技を両立させることを目指しています。

プレースタイルと技術

高校時代はアウトサイドヒッターとしてプレーしていましたが、パイオニア入団後にセッターとしての役割を果たしています。特に、彼女の背の高さを活かしたツーアタックや、ラリー中に果敢にスパイクを狙う姿勢が特徴です。これにより、彼女は試合の流れを的確に把握し、戦局を変える力を持ち続けています。プレースタイルは多様で、状況に応じた巧みなプレーが求められるバレーボールにおいて、彼女は間違いなく頼りにされる存在です。

所属チームと球歴

岩崎は、地元チームの狛江七小から始まり、下北沢成徳中学校・高等学校を経て、プロとしてのキャリアがスタートしました。その後、パイオニアレッドウィングス、上尾メディックス、イタリアのラルディーニ・フィロットラーノを経て、現在も埼玉上尾メディックスで活躍中です。代表としても、2009年から2010年、2017年から2019年、2023年にかけて日本代表に選出され、オリンピックやワールド選手権など国際舞台でもその実力を発揮しています。

受賞歴と個人成績

2017年にはワールドグランドチャンピオンズカップでベストセッター賞を受賞するなど、その才能と努力が評価されています。今後も彼女の成績と活躍が期待されており、女子バレーボール界での重要な選手として注目を集めています。

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