岩崎優

岩崎 優（いわざき すぐる）

岩崎優は1991年6月19日に静岡県清水市で生まれ、現在は阪神タイガースに所属しています。プロ野球選手として活動する彼は、投手として左投げ左打ちで、特に2021年の東京オリンピックでは日本代表として金メダルを獲得しました。

経歴

プロ入り前

岩崎選手は静岡市立清水第四中学校の軟式野球部で野球を始めた後、静岡県立清水東高等学校に進学しました。しかし、ここでは甲子園球場の全国大会への出場は叶いませんでした。その後、国士舘大学に進学し、大学1年時からチームのベンチに加わりました。2年生からは救援投手としての役割を果たし、2部リーグで素晴らしい成績を収めました。特に、2部通算成績では52試合で10勝8敗、防御率1.75という素晴らしい数字を残しています。

2013年、NPBのドラフトで阪神タイガースから6巡目で指名を受け、契約金3000万円でプロ入りしました。背番号は67となります。

阪神時代

2014年シーズンに彼はプロデビューを果たしました。開幕は二軍でしたが、4月2日の中日ドラゴンズ戦で一軍に初登板し、5回無失点で初勝利を手にしました。この年は17試合に登板し、先発で5勝4敗、防御率3.50を記録。当時、阪神においてドラフト6位以下で入団した新人投手が5勝を挙げた例はなかったため、彼は歴史的な存在となりました。

2015年シーズンからは先発ローテーションに定着しましたが、徐々に調子を崩し、5連敗を喫しました。結局、シーズン成績は3勝10敗となりますが、10月のクライマックスシリーズでは初めての救援投板を果たしています。

2016年にはレギュラーシーズンのスタートを二軍から始め、9月に中継ぎへ転向。その後は安定した成績を残し、2017年には66試合に登板して4勝1敗と好成績を挙げました。2018年、岩崎選手は中継ぎでの登板を続けましたが、前年並みの成績を残せずにいました。

2019年には先発から中継ぎへ移行し、安定した成績を収めた後、2020年にはセーブ機会が増え、最終的に3勝0敗で28セーブを挙げました。

2021年は、春季キャンプを一軍で迎え、そのまま開幕を迎えました。東京オリンピックでは日本代表として金メダルを獲得した他、シーズンでは62試合に登板して自己最高の成績を残しました。オフには年俸が大幅にアップし、評価されました。

選手としての特徴

岩崎選手は最速149km/hのストレートを武器とし、スラーブやチェンジアップ、フォークなどの変化球も投げます。特に、彼の独特な投球フォームは打者にとって球が見えにくく、体感速度を上げることが特徴です。大学時代から左右両方の腕を使ってきた彼は、その柔軟性を活かして多彩な投球スタイルを確立しました。

人物・エピソード

岩崎選手は四人兄弟の次男で、幼少期に水泳を通じて基礎力を養いました。プロへの志向が強く、大学時代にはプロ野球選手を目指していました。特に面白いエピソードとして、登場曲を勝手に変更することが多かったり、ユーモラスな一面も魅力です。家族は彼の活躍を応援し、特に阪神ファンとなっています。

2020年には結婚も発表し、私生活でも充実した日々を送っています。引き続き、阪神タイガースの中心選手として活躍していくことでしょう。

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