川上竜平

川上竜平のプロフィール

川上竜平（かわかみ りゅうへい）は、1993年5月8日生まれで、沖縄県那覇市からプロ野球界に挑んだ選手です。彼は右投げ右打ちの外野手として知られており、現役を引退した後はパーソナルトレーナーとして新たな道を歩んでいます。

プロ入り前のキャリア

川上は小学3年生の時に仲井真ライオンズで野球を始め、自身の実力を磨いていきました。小学6年の時には全国大会でベスト16進出を果たし、中学校では那覇国際ポニーズに所属。ここでも全国大会に出場。高校は光星学院で、1年生ながらも大会にベンチ入りし、2年生からは4番打者を任されるなど、早くから才能が開花しました。

高校時代、彼は投手としても練習を始め、主将の時には青森大会を優勝し、東北大会でも準優勝を収めました。特に特筆すべきは、3年時の夏の甲子園。彼はランニングホームランを含む3本の本塁打を記録し、チームは創部初の決勝進出を果たしましたが、日大三高に敗れ準優勝となりました。この時、彼は高校通算で27本の本塁打を打つ活躍を見せました。

プロ野球への道

2011年のドラフトで東京ヤクルトスワローズから1巡目指名を受け、契約金7500万円、年俸720万円で入団。当初は内野手として登録されていましたが、実際には外野守備でプレーすることが多く、レギュラー争いに苦しみました。2012年はイースタン・リーグで44試合に出場しながらも、打率は.175と振るわず、2013年も14打点を挙げるも本塁打はなし。2014年には76試合に出場しましたが、打率.190で結果を残せませんでした。

選手としての苦悩とトレーナーへの転身

彼は2015年に故障者が相次ぐ中、内野手への転向を余儀なくされましたが、成績は改善されず、2016年のキャンプで戦力外通告を受けることとなりました。この時期、彼はNPB他球団での現役続行を目指し、トライアウトに参加しましたが、その後はプロ野球界での活動が叶わず、2019年にパーソナルジム「スマイルワークアウト」を開業。身体作りやフィットネスを通じて、若者たちに健康的なライフスタイルを提案しています。

2020年にはYouTubeで知られるクーニンが所属する軟式野球チームに入団し、選手生活を続けました。高校時代に記録した遠投115メートルの強肩と140キロ中盤のストレートは今でも彼の武器です。川上は、選手としての経験を生かし、トレーナーとして新しい道を模索し続けています。彼の現在の活動は、選手時代の貴重な経験に基づくものであり、多くの指導者や選手に影響を与えています。

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