工藤阿須加

工藤 阿須加について

工藤阿須加（くどうあすか、生年1991年8月1日）は、埼玉県所沢市出身の日本の俳優、タレント、キャスターです。彼はパパドゥに所属し、東京学館高等学校を卒業後、東京農業大学に入学しましたが、中退しています。俳優としては2012年に日本テレビのドラマ『理想の息子』でデビューを果たしました。

略歴

特に注目すべき点は、彼が2013年にNHKの大河ドラマ『八重の桜』に主演し、主人公の弟役として出演したことです。この役柄は彼にとって重要な役割であり、俳優としての地位をさらに固める機会となりました。同年の後半には『ショムニ2013』にも出演し、幅広い作品に顔を出すようになりました。

2014年にはTBSの日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』において、社会人野球部の投手役を演じました。このオーディションには多くの応募者があり、約100名の中から選ばれた彼は、実際に始球式に出場し、驚愕の114㎞/hを記録しました。この体験は、彼にとって父親と同じポジションに立つ特別な瞬間だったことでしょう。

2018年には『ザ・ブラックカンパニー』で初主演を果たし、同年から2021年には情報番組『ZIP!』の水曜パーソナリティーを務めました。また2021年からは山梨県北杜市で農業に挑戦し、穀物を育てています。

プライベート

工藤阿須加の家庭環境は独特で、父親はプロ野球チームの元監督である工藤公康さん、妹はプロゴルファーの工藤遥加さんです。彼は五人兄妹の長男で、特にテニスに情熱を傾けていましたが、高校時代の肩の故障により道を変えました。趣味としてキックボクシングやキャンプも嗜む他、ソロキャンプを好むなど、多才な一面があります。

農業への情熱

工藤は食に対する興味が幼少期からあり、特にリンゴ農家の木村秋則氏の著書に感銘を受けて農業に関心を持つようになります。彼は大学在学中に俳優活動を始めたものの、コロナ禍で農業への熱意が高まり、自らの農場を持つことを決心しました。本格的に農業に取り組む姿勢は、多くの人々に影響を与えています。

2021年から山梨県にて農業を始め、約15品目の無農薬有機栽培を行っています。栽培している作物は、カブやカリフローレ、ケール、コールラビなど豊富で、彼自身のInstagramやテレビ番組『有吉ゼミ』を通じてその日々の活動を広めています。特に農業に関するシンポジウムにも多数参加し、食の重要性について啓発を行っています。

工藤阿須加は近年、俳優と農業を融合させた独自のキャリアを構築しており、その多彩な活動にますます注目が集まっています。

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