左藤真通

左藤 真通（さとう まさみち）

左藤真通は1980年生まれの日本の漫画家で、神奈川県にルーツを持ちます。彼は特に異世界ファンタジーや将棋をテーマにした作品で知られ、近年、幅広い読者層から支持を得ています。2020年に『コミックDAYS』にて開始した『この世界は不完全すぎる』の連載は、2024年にテレビアニメ化されることが予定されており、その人気の高さを伺わせます。また、2021年からは『黒蜜』で原作を担当する『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜|しょせん他人事ですから_〜とある弁護士の本音の仕事〜』も連載中です。

来歴

左藤は、個人でセガサターンについて紹介する漫画『第六惑星から』をネット上で公開し、その作品が『モーニング』の編集者の目に留まることで、商業連載へとつながります。彼の作品『無刻さん』は第68回ちばてつや賞の佳作を受賞し、漫画家としての道を開きました。

2016年、彼の初連載作品『アイアンバディ』が『モーニング』で始まり、これが初めての連載として記録されます。この作品はロボットエンジニアの日常を描いています。2017年に創刊された『週刊 鉄腕アトムを作ろう！』に関連して、短期集中連載として『アイアンバディ特別編 ATOMの開発現場に潜入せよ!』が展開されました。

続く2018年、この漫画家は『月刊コミックバンチ』で女性初のプロ棋士を主人公にした『将棋指す獣』の連載を開始しました。原作を担当したこの作品は、多くの読者の共感を呼び、2020年3月に完結するまでの間、注目を集め続けました。

その後、2020年5月には異世界ファンタジー作品『この世界は不完全すぎる』を連載し、すでに多くの巻数が刊行されています。

人物

左藤は自己分析を通じて、自分を脇役としての視点で描くことが好きだと述べています。彼は特に古いゲームのモブキャラクターや、目立たないながらも重要な役割を担うキャラクターに惹かれると言い、デバッガーに対しても深い愛情をもって描写を行うことから、彼にしか表現できない独自の視点が得られています。

作品リスト

左藤の作品は多岐にわたりますが、代表的な連載作品には以下があります。

• - アイアンバディ（『モーニング』2016年35号 - 2017年18号、全4巻）
• - アイアンバディ特別編 ATOMの開発現場に潜入せよ！（『モーニング』2017年19号 - 2017年27号、全1巻）
• - 将棋指す獣（原作：左藤真通、漫画：市丸いろは、監修：瀬川晶司、『月刊コミックバンチ』2018年7月号 - 2020年5月号、全4巻）
• - この世界は不完全すぎる（『コミックDAYS』2020年5月30日 - 現在、既刊13巻）
• - しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜|しょせん他人事ですから_〜とある弁護士の本音の仕事〜（原作：左藤真通、漫画：富士屋カツヒト、監修：清水陽平、『黒蜜』vol.4 - 現在、既刊6巻）

さらに、彼は漫画家市丸いろはと結婚しており、共にさまざまな作品を手がけていることも注目です。左藤の活動は漫画だけにとどまらず、トークイベントや番組公開収録にも参加し、ファンとの交流を大切にしています。

もう一度検索