市原ぞうの国

市原ぞうの国

市原ぞうの国（いちはらぞうのくに）は、千葉県市原市の山小川に位置する動物園です。この施設では、アジアゾウ9頭とアフリカゾウ1頭を飼育しており、計10頭のゾウが在籍していることから、日本国内で最も多くのゾウを保有する動物園として知られています。また、同園はサテライトパークとして「サユリワールド」や「勝浦ぞうの楽園」も運営しており、市原ぞうの国とサユリワールドの二つの動物園が「アニマルワンダーリゾウト」として一つのリゾート地を構成しています。

施設の概要

市原ぞうの国は1989年に「山小川ファーム動物クラブ」として開園し、その後1996年に現在の名称に改称されました。園の総面積は約3.5ヘクタールで、さまざまな珍しい動物と触れ合うことができる展示方法が特徴です。ここでは約70種類、350頭羽の動物たちが飼育されており、来園者は動物たちと直接触れ合いながら観察する貴重な体験ができるのです。

ゾウたちの展示

現在、園内で展示されているゾウは主にアジアゾウが中心です。過去には他の動物園からの引き取りも行われており、豊富な経験を持つ飼育者たちによって大切に育てられています。特に「ぞうさんのパフォーマンスタイム」と呼ばれるショーや、実際にゾウの背中に乗ることができる「ぞうさんライド」、ゾウの鼻にぶら下がる体験「ぞうさんリフト」は来園者の人気を集めています。これらのアクティビティは全て、タイ出身のゾウ使いたちによって執り行われ、彼らの技術と愛情が注がれています。

知識の普及活動

園には「象のものしり館」と呼ばれるスペースもあり、そこでは日本国内のゾウの飼育状況や生態についての情報を提供しています。飼育に関する知識を広めるための様々な企画が展開されており、来場者はゾウについての理解を深めることができる機会が与えられています。

サユリワールドと勝浦ぞうの楽園

市原ぞうの国に併設されているサユリワールドでは、柵のない状態で、キリンやカンガルーと至近距離で触れ合える体験が楽しめます。また、「キリンさんとブランチ」という活動も人気で、来園者はキリンたちと特別な時間を共有することができます。一方、勝浦ぞうの楽園は会員制の動物園となっており、ゾウに騎乗して自然の中を散策する「エレファントトレッキング」体験が行われていましたが、現在は施設が休園中です。

アクセス

市原ぞうの国は、小湊鉄道高滝駅からの無料送迎バスが設けられており、アクセスは良好です。自動車の場合は圏央道市原鶴舞ICまたは館山自動車道市原ICが近く、すぐに園までアクセスすることが可能です。

まとめ

市原ぞうの国は、動物と直接関わる貴重な体験ができる数少ない場所の一つです。訪れると、動物たちの自然な姿を見ることができ、楽しいアクティビティを通じて動物たちの驚くべき世界に触れることができます。随時多彩なプログラムが用意されていますので、家族連れや友人とともに楽しむには最適です。

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