平良達郎

平良達郎 - 日本の総合格闘家

平良達郎（たいら たつろう）は、2000年1月27日生まれの日本の総合格闘家で、沖縄県那覇市出身です。彼は現在、THE BLACKBELT JAPANに所属し、かつて修斗世界フライ級の王者でした。現UFC世界フライ級ランキングでは5位に位置しています。

来歴

彼の格闘技キャリアは多様な運動経験を経てスタートしました。小学校3年生で野球を始めましたが、特に熱中することはありませんでした。その後、中学校の部活動を通じて運動に終止符を打ちます。しかし、高校1年生の時に兄の影響でキックボクシングを学ぶためジムに通い始め、松根良太の指導の下で総合格闘技のトレーニングを開始しました。

2017年にはアマチュア修斗の全国大会で輝かしい成績を収め、10戦全勝の素晴らしい戦績を持ってプロに昇格しました。2018年のプロデビュー戦では修斗新人王決定トーナメントで勝利し、同年にはフライ級新人王及びMVPを獲得しました。2019年には修斗世界フライ級ランキング8位の選手にTKO勝ちし、その名を知られるようになりました。

2021年には修斗世界フライ級のタイトルマッチで王者を破り、王座を獲得。同年のVTJ 2021ではLFNフライ級王者にも勝利し、彼のキャリアはますますのりに乗っていきます。

UFCでの戦績

2022年にUFCとの複数試合契約を結んだ平良選手は、同年5月にUFCデビューを果たし、初戦で判定勝ちを収めました。その後、さらなる高みを目指し次々と試合をこなし、特に2022年10月の試合では相手の体重超過という難しい状況にもかかわらず、見事な勝利を収めました。

2023年の試合では、特に注目を集めるパフォーマンスが目立ち、連続して「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」の賞を受賞しました。6月の大会では対戦相手の体重問題により試合が中止となりましたが、7月のUFC 290でエドガー・チャイレスに勝利し、名声をさらに強めました。

2023年12月にはカルロス・ヘルナンデスに勝利し、UFCの連勝記録を5とし、日本人選手の最多連勝記録として名を刻みました。

人物・エピソード

平良選手はマルロン・ヴェラを尊敬しており、ヴェラからもメッセージを受け取るなど、格闘界でのつながりを大切にしています。また、彼は2000年代生まれの選手たちの中で、初めてメインイベントで勝利したことで注目されています。さらに、UFCでの日本人最多連勝記録を持っており、その名は格闘技の歴史に刻まれています。

獲得タイトル

• - 全日本アマチュア修斗選手権大会フライ級優勝（2017年）
• - 修斗フライ級新人王（2018年）
• - 修斗世界フライ級王座（2021年）

表彰

• - 2018年度修斗新人王決定トーナメント MVP
• - 修斗年間表彰2019 MVP
• - UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト（3回）

平良達郎選手の今後の活躍から目が離せません。彼の成績や挑戦は、総合格闘技の世界で新たな伝説を生むことになるでしょう。

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