平野久美子

平野久美子

平野久美子（ひらの くみこ、1950年 - ）は、日本のノンフィクション作家であり、アジアをテーマにした作品を多く手がけています。

経歴

東京都出身。学習院大学文学部仏文科を卒業後、出版社に勤務。その後、文筆家として独立しました。

2000年、『淡淡有情―日本人より日本人の物語』で小学館ノンフィクション大賞を受賞。

作風とテーマ

平野久美子の作品は、アジアの歴史や文化、人々の生活に焦点を当てたものが多く、綿密な取材に基づいたリアリティと、温かい視線が特徴です。特に、中国や台湾に関する著書が多く、食文化や歴史、人物にまつわる物語を丁寧に描いています。

彼女の作品は、異文化理解を深めるだけでなく、人間の普遍的な感情や絆を描き出すことで、読者の心を捉えています。

著書一覧

単著

新スタンダード特上日用品 (1993)
旅する女たち 異文化に触れた11人の心の旅路 (1994)
テレサ・テンが見た夢 華人歌星伝説 (1996)
食べ物が語る香港史 (1998)
中国茶・アジアの誘惑 台湾銘茶紀行 (1999)
淡淡有情―日本人より日本人の物語 (2000)
カンボジアは誘う (2001)
アジアンティーの世界 (2001)
中国茶風雅の裏側 スーパーブランドのからくり (2003)
高松宮同妃両殿下のグランド・ハネムーン (2004)
台湾好吃大全 (2005)
トオサンの桜 散りゆく台湾の中の日本 (2007)
水の奇跡を呼んだ男 日本初の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平 (2009)
坂の上のヤポーニア (2010)
牡丹社事件　マブイの行方　日本と台湾、それぞれの和解 (2019)

共著

香港/マカオ旅する本 (1982)
中国茶と茶館の旅 (1996)
伝説の旅人 1841-1974 国境を越えた56の魂 (2001)

翻訳

* バーマン姉妹のwomen only 心もからだも満ちたりる愛しかた愛されかた (2004)


平野久美子の作品は、ノンフィクションでありながら、読者を異文化の世界へと誘い、感動と発見を与えてくれます。彼女の著書を通じて、アジアの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

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