広瀬久美子

広瀬 久美子（ひろせ くみこ）

広瀬久美子は、元NHKアナウンサーであり、現在はフリーのアナウンサーとして幅広く活動しています。彼女の魅力はアナウンス業に留まらず、著述や講演活動にも及び、独特の視点で様々なテーマに取り組んでいます。彼女は地域や環境に対する関心も高く、各種委員会や活動に参加しており、今なおその影響力を発揮しています。

経歴

彼女は千葉県市川市で生まれ、自身の生まれ年については秘密にしています。彼女の家庭には、著名な作家である従兄の安岡章太郎がいます。広瀬さんは、東京教育大学附属中学校と高等学校（現在の筑波大学附属中学校・高等学校）を経て、早稲田大学第一文学部国文学科を卒業した後、1963年にNHKに入局しました。彼女の同期には、フリーアナウンサーの森本毅郎や、他の著名アナウンサーが名を連ねています。

アナウンサーとしての彼女は、「土曜サロン〜広瀬久美子のラジオワイド」という番組を22年間担当してきました。また、NHK総合[[テレビジョン]]では、「週刊ボランティア」や「きょうの料理」など、数多くの人気番組に出演しました。1980年代から1990年代にかけては、収録された番組の放送終了時に行うアナウンスも担当しており、多くの視聴者に親しまれました。彼女はその在籍期間中に文部省、経済企画庁、総務庁などの審議委員も歴任しており、政府機関との関わりも深いです。

2000年8月にNHKを退局した後は、フリーアナウンサーとして、テレビやラジオの出演に加え、各地での講演や執筆活動が始まりました。彼女は特に猫好きとして知られ、多くの著書にそのテーマが反映されています。

役職や社会活動

広瀬さんは、環境省の「地球温暖化防止のための環の国くらし会議」の委員を務めるなど、環境問題への関与も積極的です。また、全国社会福祉協議会や「国立青年の家」などの運営委員を務め、地域福祉の向上にも尽力しています。さらに、長野県飯島町の「ふるさと大使」としても地域振興に寄与しています。

出版と著作

彼女の著作は多岐にわたります。著書には、「幸せを呼ぶ美人話法」や「介護上手の胸の内」など、コミュニケーションやケアに関する本が含まれています。また、猫をテーマにした「わが家は猫が器量よし」や、お局さまの視点から描いた「お局さまのひとりごと」なども人気です。それぞれの書籍は、彼女の独自の経験と視点から生まれたもので、多くの読者に共感を呼んでいます。

最後に

広瀬久美子はアナウンサーとしての経歴を持つだけでなく、執筆活動や地域貢献にも情熱を注いでいる多才な人物です。彼女の活動は今後も注目を集め、ますます広がっていくことでしょう。

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